『海を見にいく』(評価★★★☆☆) | 遠近法で描く中国 -2nd Season-

遠近法で描く中国 -2nd Season-

片手にピストル 心に花束 唇に火の酒 背中に人生を。 

著者:椎名誠
写真:椎名誠
発行:新潮社 / 平成22年3月 / 文庫本
ジャンル:エッセイ、写真

<目次>

白い波が崩れ、海鳴りが聞こえても、

海を見にいく

風の中の赤灯台

オバケ波

グンジョー色の女

あとがき
文庫版あとがき


短い文章と、ほぼモノクロームの写真たちが交互に紡がれ、
旅人をモットーとする椎名氏らしく、海への旅は世界中にひろがります。
アラスカ、アリューシャン諸島、北方領土を望む海、タヒチ、ニューギニア、インド洋ほか。
もちろん日本の海、島々。
文章は正しく、シイナワールドそのもの。
ガクという名のカヌー犬の話に頬を緩めたり。

気になった一節を引用します。

「波の音。海からの風。海鳥の声。
 汐風の通りすぎたあと、体にのこる、
 塩のねばっこさ」(126頁)


海を見にいく (新潮文庫)/椎名 誠
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