出版:講談社 / 2007年 / 単行本
ジャンル:小説
題名はそのままですが、国道134号線を意味します。
そしてこのタイトルは、杉山清貴&オメガトライブが1985年に発表した作品『ANOTHER SUMMER』の最初の曲名でもあります。
著者がそれらオメガトライブの、そして杉山氏の楽曲を、作品のバックグラウンドとして紡ぎだす、海風の香りがする小説となっています。
<目次>
第一章 西海岸通り
第二章 波浪警報
第三章 風を飛ぶイルカ
第四章 ホシダカラ
第五章 春はまだ遠く
第六章 未来の傷
第七章 渚の向こうがわ
キーワードの一つにいじめがあります。
子供の世界に限ったことではありませんが、どんな世界にも、残念ながらいじめは存在します。
あまりにもテーマが繊細過ぎたのか、全体的に登場人物の、心の内側に迫りきれていなかった、そんな気がします。
その部分を読者任せにするのなら、もう少し登場人物を控えてみても良かったのかも。
優しくて心地よくて、杉山氏やオメガトライブのファンであれば尚更、甘く切ない恋愛体験がよみがえってくるような、そんな作品です。
ROUTE134/吉野 万理子

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