著者:D・カーネギー
訳者:山口博
発行:創元社 / 1999年10月 / 単行本
ジャンル:ビジネス
全世界でロングセラーを誇る名著です。
コミュニケーションに何かしら悩む人には、ぜひ読んでほしい本です。
[目次]
改訂にあたって
PART 1 人を動かす三原則
1 盗人にも五分の理を認める
2 重要感を持たせる
3 人の立場に身を置く
PART 2 人に好かれる六原則
1 誠実な関心を寄せる
2 笑顔を忘れない
3 名前を覚える
4 聞き手にまわる
5 関心のありかを見抜く
6 心からほめる
PART 3 人を説得する十二原則
2 誤りを指摘しない
3 誤りを認める
4 おだやかに話す
5 "イエス"と答えられる問題を選ぶ
6 しゃべらせる
7 おもいつかせる
8 人の身になる
9 同情を持つ
10 美しい心情に呼びかける
11 演出を考える
12 対抗意識を刺激する
PART 4 人を変える九原則
1 まずほめる
2 遠まわしに注意を与える
3 自分のあやまちを話す
4 命令をしない
5 顔をつぶさない
6 わずかなことでもほめる
7 期待をかける
8 激励する
9 喜んで協力させる
付 幸福な家庭をつくる七原則
1 口やかましくいわない
2 長所を認める
3 あら探しをしない
4 ほめる
5 ささやかな心づくしを怠らない
6 礼儀を守る
7 正しい性の知識を持つ
あとがき
共感した箇所のご紹介です。
「人間は何をほしがるか? たとえほしいものがあまりないような人にも、あくまでも手に入れないと承知できないものが、いくつかはあるはずだ。普通の人間なら、まず次にあげるようなものをほしがるだろう。
一、健康と長寿
二、食物
三、睡眠
四、金銭および金銭によって買えるもの
五、来世の生命
六、性欲の満足
七、子孫の繁栄
八、自己の重要感」(34頁)
「お世辞と感嘆のことばとは、どう違うか?答えは簡単である。後者は真実であり、前者は真実でない。後者は心からでるが、前者は口からでる。後者は没我的で、前者は利己的である。後者はだれからも喜ばれ、前者はだれからも嫌われる。」(46頁)
「米国の心理学者オーヴァストリート教授の名著『人間の行為を支配する力』につぎのようなことばがある。
「人間の行動は、心のなかの欲求から生まれる・・・だから、人を動かす最善の方法は、まず、相手の心のなかに強い欲求を起こさせることである。商売においても、家庭、学校においても、あるいは政治においても、人を動かそうとするものは、このことを覚えておく必要がある。これをやる人は、万人の支持を得ることに成功し、やれない人は、ひとりの支持者を得ることにも失敗する。」」(52頁)
「ティピー(子犬の名)は心理学の本を読んだことがなく、また、その必要もなかった。相手の関心を引こうとするよりも、相手に純粋な関心を寄せるほうが、はるかに多くの知己が得られることをティピーは、不思議な本能から、知っていたのである。くりかえしていうが、友を得るには、相手の関心を引こうとするよりも、相手に純粋な関心を寄せることだ。」(74頁)
「友をつくりたいなら、まず人のためにつくすことだ。 人のために自分の時間と労力をささげ、思慮のある没我的な努力をおこなうことだ。」(83頁)
「人にきらわれたり、かげで笑われたり、軽蔑されたりしたかったら、つぎの条項を守るにかぎる
一、相手の話を長くは聞かない
一、終始自分のことだけをしゃべる
一、相手が話しているあいだに、何か意見があれば、すぐに相手の話をさえぎる
一、相手はこちらよりも頭の回転がにぶい。そんな人間のくだらんおしゃべりをいつまでも聞いている必要はない。話の途中で遠慮なく口をはさむ。」(128頁)
→よく自戒したいものです。
「人はだれでも他人より何らかの点ですぐれていると思っている。だから、相手の心を確実に手に入れる方法は、相手が相手なりの世界で重要な人物であることを率直に認め、そのことをうまく相手にさとらせることだ。」(144頁)
「議論はほとんど例外なく、双方に自説が正しいと確信させて終わるものだ。
議論に勝つことは不可能だ。もし負ければ負けたのだし、たとえ勝ったとしても、やはり負けているのだ。なぜかといえば- 仮に相手を徹底的にやっつけたとして、その結果はどうなる?- やっつけたほうは大いに気をよくするだろうが、やっつけられたほうは劣等感を持ち、自尊心を傷つけられ、憤慨するだろう。
「議論に負けても、その人の意見は変わらない」。」(159頁)
「誤解は、議論をもってしては永遠にとけない。気転、外交性、慰め、いたわり、そして、相手の立場で同情的に考える思いやりをもってして、はじめてとける。」(164頁)
「イソップはクリーサスの王宮につかえたギリシアの奴隷だが、キリストが生まれる六百年も前に、不朽のの名作『イソップ物語』を書いた。その教訓は、二千五百年前のアテネにおいても、また現代のボストンにおいても、バーミンガムにおいても、同じく真実である。太陽は風よりも早くオーバーを脱がせることができる。」(204頁)
「命令を質問の形に変えると、気持ちよく受け入れられるばかりか、相手に創造性を発揮させることもある。命令が出される過程に何らかの形で参画すれば、だれでもその命令を守る気になる。」(288頁)
「たとえ自分が正しく、相手が絶対にまちがっていても、その顔をつぶすことは、相手の自尊心を傷つけるだけに終わる。あの伝説的人物、航空界のパイオニアで作家のサンテグジュペリは、つぎのように書いている。
「相手の自己評価を傷つけ、自己嫌悪におちいらせるようなことをいったり、したりする権利はわたしにはない。たいせつなことは、相手がわたしをどう評価するかではなくて、相手が自分自身をどう評価するかである。相手の人間としての尊厳を傷つけることは犯罪なのだ。」」(294頁)
「人を変えようとして、相手の心のなかにかくされた宝物の存在に気づかせることができたら、単にその人を変えるだけではなく、別人を誕生させることすらできるのである。」(300頁)
「要するに、相手をある点について矯正したいと思えば、その点について彼はすでに人よりも長じているといってやることだ。「徳はなくても徳のあるごとくふるまえ」とはシェークスピアのことばだ。相手に美点を発揮させたければ、彼がその美点をそなえていることにして、公然とそのように扱ってやるがよい。良い評判を立ててやると、その人間はあなたの期待を裏切らないようにつとめるだろう。」(303頁)
「人を変える必要が生じた場合、つぎの事項を考えてみるべきだ。
一、誠実であれ。守れない約束はするな。自分の利益は忘れ、相手の利益だけを考えよ。
二、相手に期待する協力は何か。明確に把握せよ。
三、相手の身になれ。相手の真の望みは何か?
四、あなたに協力すれば相手にどんな利益があるか?
五、望みどおりの利益を相手に与えよ。
六、人にものをたのむ場合、そのたのみが相手の利益にもなると気づくように話せ。」(319-320頁)
少々長くなりました。
付録の「幸福な家庭をつくる七原則」からの引用は行っていませんが、一見の価値ありです。
人を動かす 新装版/デール カーネギー

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