『会社の寿命10年時代の生き方』(評価★★★★☆) | 遠近法で描く中国 -2nd Season-

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片手にピストル 心に花束 唇に火の酒 背中に人生を。 

著者:道幸武久(ビジネスプロデューサー)
発行:サンマーク出版 / 2006年7月 / 単行本
ジャンル:ビジネス

『加速成功』(サンマーク出版)で著書がベスト・セラーとなった、ビジネス・プロデューサー道幸氏の第二作です。
会社の寿命は10年、ビジネスモデルが5年しかもたないと説く氏が、年収300万時代をどう生きるか指南しています。

[目次]

はじめに

第1章 「会社の寿命10年時代」がやってきた
第2章 「人生の設計図」はこうして描こう
第3章 年収が下がる前に「この手」を打とう
第4章 「自分サイズの幸福」はこうすれば見つかる
第5章 「プチ・ブランド人」という生き方を目指そう

おわりに



共感した箇所のご紹介です。
「ゴーン氏はそんなダレきった社会に、「自ら宣言したことは自らが責任をもって行い、その結果に対する責任は進退によってとる」という新たな価値観を持ち込んだのです。」(40頁)
→日産自動車をV字回復の軌道に載せた、カルロス・ゴーン氏の手法を紹介しています。

「日本のサラリーマンの多くは、転職すると給与は下がってしまいますが、その理由は次の二つに集約されます。一つは右肩上がりの給与体系のせいで「能力以上の給与を取っていたから」、もうひとつは「前の勤め先での仕事のやり方が通用しない」です。
 では、どうすればよいのか。答えは簡単です。
「会社で出世する」ことを目指すのではなく、「その道のプロになる」ことを目指せばよいのです。」(52-53頁)

「私はこれができる。できなければこういうかたちで責任をとる。ただし、できたときにはこれぐらいの報酬を約束してほしい」そういえるのがプロフェッショナルです。」(56頁)

「はっきりいってしまえば、サラリーマンをしながら片手間でとれる資格に、収入に結びつくものはない。その資格を取りさえすれば食べていけるというものは、医師と歯科医師、あとは弁護士に公認会計士ぐらいのものです。そしてこれらは、絶対に片手間では取れません。」(129頁)

「戦国時代も江戸時代も、自分の命を守る刀を自分で磨くのは、武士として当然のたしなみでした。会社の寿命10年時代に求められているのも、実は難しいことではなく、自分の職の技能は自分で磨くという、ある意味ごく当たり前の意識を日本人が取り戻すことなのです。」(171頁)

「そのために私がセミナーなどで指導しているのは、「自分の売りを二十秒間で説明する」という方法です。これを何度も何度も、表現や言葉を変えて、自分が心から同意できるものができるまで繰り返すのです。」(207頁)

「一言でいえばコミュニケーション能力とは、「伝えようとする思いの強さ」です。」(246頁)


百年に一度と称される不況の中で、道幸氏の言葉が実践できている人がどれだけいるでしょうか。
自分を「ブランド」化するという内容では、トム・ピーターズ著『トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦(1)ブランド人になれ!』という本もあります。
感想としては、トム・ピーターズの著作のほうが刺激的です。
道幸氏のこの本は、20代~30代前半の若者に、今すぐお勧めしたい一冊です。


追記:本書は、読書記録(2007.5~)を取り始める前に一度読んだ本です。
2006年の10月に購入し、日本から持ち込みました。
こんな時代だからこそ、再読してのご紹介となりました。
読み直して感じたことは、カルロス・ゴーン氏の著作『ルネッサンス』を読みたくなったということです。

会社の寿命10年時代の生き方/道幸 武久

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