『使う!「論語」』(評価★★★★★) | 遠近法で描く中国 -2nd Season-

遠近法で描く中国 -2nd Season-

片手にピストル 心に花束 唇に火の酒 背中に人生を。 

副題:"小さな自分"から今すぐ抜け出す
著者:渡邊美樹
発行:三笠書房(知的生きかた文庫)


居酒屋チェーン「和民」をはじめ、教育や介護事業などの事業を展開する、ワタミ株式会社社長、渡邊氏の論語の使い方を記した一冊です。
論語の解説やどう解釈するかに留まらず、ワタミグループの経営理念や、渡邊氏の生き方がしっかり伝わってくる、とても面白い本です。


[目次]


[まえがき]私は『論語』の学び、『論語』に生きてきた-渡邊美樹


1章 なぜ、学ばなければならないのか
2章 つきあう人を選ぶ
3章 "弱い自分"から今すぐ抜け出す
4章 最高に充実した時間
5章 悩んだときに
6章 自分らしい夢を実現するために


[あとがき]私は自分を百年先、二百年先から見ようと決めた



この本のスタイルは、まず1頁を使って『論語』の原文と訳文を記し、その次の頁から渡邊氏の言葉が続きます。
よいヒントを戴いたいくつかの項目を紹介します。
「○年来の友人に意味があるか」(46頁)
「人を好き嫌いすることについて」(56頁)
「信頼される人になるために」(90頁)
「「バカ正直」と「本当の正直」との違い」(102頁)
「「速さ」より大事なものがある」(110頁)
「「私がします」と躊躇なく言いきれる人」(134頁)
「「八十歳を過ぎた自分の姿」を思い浮かべること」(166頁)
「頭は「空っぽ」にすれば、新しいものが入れられる」(181頁)


渡邊氏の一日の反省の仕方について述べられているのが、「その日じゅうに「ケリ」をつける」(148頁)です。
氏にとって日記とは、後から読み返して思い出を振り返るものではなく、その日のことについて、自分の中で納得し、その日じゅうに「ケリ」をつけるものだと書かれています。
ぼく自身がブログを書くのは、「忘れるため」と、きっかけを残しておくという意味があります。
その日の寝る前に書くのではありませんが、やはり何らかの反省や思い返すことがあり、それを何かのキーワードとして残す、これがぼく自身のブログの在り方なのです。
キーワードが何らかの形で意識または無意識の中に存在するなら、必要なときにそれを引き出せます。
何冊にも別れた手帳や日記帳に残すより、ブログのほうが自分にとって管理しやすいと思っています。
渡邊氏の、一日の終わりにしっかり棚卸をするというのも、よい方法ですね。


先日息子の誕生日を迎えましたが、渡邊氏が長男がお生まれになったその日に定めたという、「父と子の五カ条」(192頁)を最後に引用します。


一、約束を守れ、嘘をつくな
一、愚痴、陰口を言うな
一、笑顔で元気よく挨拶せよ
一、他人の喜び、悲しみを共有せよ
一、正しいと思い、決めたことは、あきらめずに最後までやり遂げよ


この五カ条は、ワタミ㈱の社訓の基礎にもなっているそうです。
『論語』は読むほどに魅力を増してきます。
そんな『論語』をいろんな形で捉えてくださっています。
これまでに読んだ『論語』関連書の紹介です。
興味のある方はリンク先の、過去記事をご覧ください。


『論語に学ぶ』安岡正篤著
http://ameblo.jp/moonset/entry-10075299903.html

『渋沢栄一「論語」の読み方』
http://ameblo.jp/moonset/entry-10043469087.html


使う!「論語」―“小さな自分”から今すぐ抜け出す (知的生きかた文庫 わ 13-1)/渡邉 美樹
¥560
Amazon.co.jp




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