『コーヒーもう一杯』(評価★★★★☆) | 遠近法で描く中国 -2nd Season-

遠近法で描く中国 -2nd Season-

片手にピストル 心に花束 唇に火の酒 背中に人生を。 

『コーヒーもう一杯』片岡義男著/角川文庫


東大阪のある駅前の、小さな古書店で見つけた一冊です。
内容は短編集でもあり、エッセイ集でもあります。
あえてこれという枠を作らないのは、片岡流でもあります。

興味を持った話が、漫画(アニメ)のポパイのお話です。
今の若い人たちは「ポパイ」を知っているのでしょうか。
とにかく、その誕生秘話とも言えるエッセイがありました。
元々、アメリカの新聞か雑誌かに連載されていたものだそうです。
しかも、最初はポパイではなく、恋人のオリーブが主役だったのです。
主役というよりは、その小さな町のドタバタ劇を物語としたものでした。
第何話目かに、オリーブの友人として登場したポパイは、
彼自身の人気が上昇したため、常時出演するようになり、
ついには、物語の主役となってしまいまいた。
ホウレンソウがなぜ、ポパイの元気の元であるかにも触れていましたが、
農業分野における、マーケティング戦略に近い理由だそうです。
簡単にすると、ホウレンソウの売上の為に漫画を利用したということです。
ポパイのようなパワーが急に出るはずがないのは誰でもわかりますが、
身体に良いというアピールには成功したようです。

日本のお菓子業者が、バレンタインにはチョコレートをプレゼントするという、
独自のマーケット戦略を打ち出したのと似ていますね。



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