『レバレッジ・リーディング』(評価★★★★☆) | 遠近法で描く中国 -2nd Season-

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『レバレッジ・リーディング』本田直之著


5月27日に一気に読み終えた本です。
速読より、多読の内容に惹かれました。

現在の日本がそうなのかどうか知りませんが、
一時「速読」ブームがあったような記憶があります。
その意義は理解できるのですが、自身には何か合わないなという、
気がしていて、その波には乗ることはありませんでした。

そしてこの本が、レバレッジ(てこの原理)を利用した読書術ということで、
日曜日家事の合間に、勉強してみました。
読後の感想としては、根本的に多読は速読とは違うのですが、
読書の目的や、目標時間(1~2時間)を設定して本を読むということは、
それに伴った仕組みがあることを知りました。

第1章から、
「たくさんの本を読むこと→多くの人の成功プロセスを吸収する
→累積効果により自分資産の中の含み資産が増える
→条件反射的に実践で必ず活用できるようになる」

著者は主にビジネス書を、1日3~4冊、年間で400冊も読破するそうです。
これだけ読んでいると、それは資産となりえるでしょうね。
でも、それを活用できて初めて資産運用となることが、何度も述べられています。

第2章から、
「テーマが決まっているときは「カテゴリー集中法」でその本をかたっぱしから読め」。

この部分には心から納得しました。ぼく自身としては、大学生のころからすでに実践しています。
卒業論文ではおよそ25冊の参考文献を利用しました。
その中には数行だけ、利用したものもあります。
インターネットが普及していないころですから、図書館と古書店を最大限活用しました。
当時の学生は(今はどうか知りませんが)、卒論とは、テーマになる本を1、2冊読んで、
内容をまるごと書き写したものを、卒論と呼んでいました(笑み)。

ぼくが徹底的に必要な資料を探し、読むことを知ったきっかけは、
『頬よせてホノルル』片岡義男著/新潮文庫収録「アロハ・シャツは嘆いた」
に登場する、ドロシー・ミラー先生の影響です。
もちろん、この本は小説ですので、ドロシーは架空の人物です。
彼女は大学の先生(研究者)で、研究の成果は、
まず、手に入れることが可能なすべての資料をいかに集めるか、
その収集方法を徹底できるかが、研究の成否を決めるのだと、学生に教えていたのです。

現実の、ぼく達のゼミナールの先生は、当時学部長を務め、後に学長になった方で、
当時からたいへんに多忙で、ぼく達学生の面倒をほとんど見ませんでした(笑み)。
ゼミ生の中には、その環境に甘える者もいましたが、
一部の学生は、それでもあえて先生に認めてもらおうと、懸命に独自で学習しました。
先生不在で連日行った有志学習会での激論は、今でもぼく達の大切な思い出です。
当時ぼくはその幹事(代表)を務めていて、指導を十分に受けていなくても、
その一部の学生達は、学内トップレベルの実力を持っていました。
先生は全国レベルだと、ぼく達を評しましたが、真意はわかりません。

話が逸れました。
この書評は本の中で紹介された「レバレッジ・メモ」を元に書いています。
ぼくが重要だと感じた箇所のメモですが、これからの読書に役立ちそうです。
でも、やっぱり速読は自分に合いそうもありません。
この本の多読も今は、困難かもしれません。
読書時間も1冊あたり1~2時間というのも、正直辛いですね。

ぼくは、それでも言葉が、日本語が好きですから。
80対20の法則で、内容はたったの20%だってわかっていても。
ネットという環境でどれだけ、日本語に触れられても、
紙に上に印刷された冊子状態の、日本語が一番好きです。

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