働く事について 非正規雇用・派遣社員
総務省の「労働力調査」によると平成元年に817万人であった非正規雇用人口は、平成21年には1,721万人に増えたそうです。詳細を見ると、パートの人口は平成元年:468万人→平成21年:814万人アルバイトは平成元年:188万人→平成21年:339万人派遣社員は平成12年:33万人→平成20年:140万人→平成21年:108万人派遣社員は労働者派遣法の改正で業種拡大により増加しましたが、不況による派遣切りが影響し減少に転じています。 「働く事について」のアンケートに協力をしてくれた同級生のF子ちゃんは成績優秀な人。就職率もよく、特に銀行やメーカーからは圧倒的な採用率を誇る、人気のある誰もがうらやむ四年制の女子大学に進学し、難なく就職もクリアした。彼女はこのまま数年働けば結婚退職するのかな・・・と、思っていた。多分、F子ちゃんも結婚するまでは働こうと思っていたのだと思う。 ところが、入社して丸4年経った時に彼女は勤務先を辞めてしまいました。「そろそろ花嫁修業をして欲しい」という親御さんの意向で、本人はまだまだ仕事をしたかったにもかかわらず、親御さんが会社に退職届を出してしまったのです。←エー!!!(@_@)信じられない!!!て思うでしょ。でも、ホンノ10数年前まではこーゆー話、結構あったのです。特に四年制大卒女子は、縁故採用の時など5年以内に退職を約束の上で内定をもらったというお話はフツーにありました。 その後、彼女は今日に至るまで非正規雇用、派遣社員としてお仕事を続けています。アンケートの中で「不安定である」、「生活を安定させたい」という言葉が何度も登場します。職を得るために「資格・技能」の必要性を感じ、常にチャレンジをし続け、でも時々とっても其れがむなしく感じる。不安定な生活だから、生活の手段として仕事をしていくことは大事だけど、何か大切な事が置き去りにされているように感じる・・・。と、自問自答されていました。 彼女は主に大手メーカーで派遣社員として事務職をされています。勤務歴を考えるとかなりの大ベテラン。派遣社員の立場から、一緒に仕事をしたい「正社員像」のお話をしてくださったり、表舞台には出されない「派遣社員登録の年齢の壁」など、ためになるお話を聞かせてくださいます。 新入社員だから「知識も経験もない」にもかかわらず、「私は社員ですけど何か」と鼻っぱし強く出るし、其れをたしなめない先輩社員。(天下の大手メーカーって、そこに就職しただけで『勝ち組み・偉くなった』と錯覚するの?)派遣社員同士の派閥もあったりして結構大変でトホホな事もあるけれど、学生時代からは想像できないくらい「たくましく」なった彼女。 「不安だ、不安だ」と嘆いていないで前向きである事がどうやら彼女の大きな武器であり、昔から変わらない彼女の魅力であるようです。 依然として厳しい社会状況の中で、常に派遣社員としてお仕事を続けている(派遣先がある)彼女はプロフェッショナル。落ちこぼれOLなどの足元にも及びません。派遣社員の話題としては、派遣切りなどの話題が社会問題としてもよく取り上げられますが、「派遣社員」として働き続ける彼女のような生き方は今後も増えるであろう女性の働き方の一例として取り上げて欲しいと思っています。