1話3分で読める古事記です。

 

https://note.com/hangesyou_0303gz/n/n2eaab14412ef

 

「人はその人が何を読むかで人生が変わる」
W.H.オーデン

 

7日間ブックカバーチャレンジに参加をしています。


本好きなので、7冊だけでは物足りない。

もっとたくさん良い本があるのになーと思って

今回ご紹介する一冊


『橋をかける』美智子(上皇后陛下)著・文春文庫出版

 

平成10年、美智子皇后(当時)は
「子供時代の読書の思い出」という題で
テレビ講演をなさいました。

 

このご講演のなかで、

皇后様はご自身の子供時代の読書によって、
人生にはさまざまな悲しみや


喜びが重なり合っていて決して単純でないこと、

そして人はその複雑さに耐えて
生きていかなければならないことを知り、


それらを元に、悲しみに耐える心、
喜びを感じとる心、その喜びに向かって

伸びようとする心を養うことが大切だと思った、
と話されました。

 

読書の中で深い悲しみを感じたものとして
上皇后様はひとつの歌を挙げられました。

 

それは古事記所載の弟橘比売命の歌であり
今回は倭建命のお妃弟橘比売命についてのお話です。

 

自分の天命を悟り、
それを果たす時が来たならば、
自身をかえりみることなく決断すること。

 

悲しいお話ではありますが
比売の揺るがない精神。

 

この國の比売(女性)はやはり強い。