前回の続きです!
孤独な夜はちょっとメソメソしていたけれど、「寝よっ!」と思ったら眠れないということはなく、すっきり目覚めました。
朝から禁食でしたが、起きたら7時までにOS-1を1本飲むようにとのことで、用意していた物を飲みました。
点滴代わりだそうです。
起床後は何か飲みたくなるので、飲み物が飲めるのはは有り難し
その後シャワーをして、術衣に着替え。
手術中の待機に来てくれた夫に、洗濯物と持ってきたけど不要なものを託して、歩いて手術室に向かいました。
産婦人科で腋窩ブロックでの流産の手術は経験あり。
これも寝ている間に終わっていました。
全身麻酔の手術は初めてです。
しかし、看護学生の時に手術室実習がありましたので、オペ室は入ったことありました。
どんな流れでこれから何が行われるかも、なんとなくわかってました。
前室で名前の確認と簡単な問診後、ついにオペ台に。
主治医ではなく、麻酔科の先生がいらっしゃいました。
入院前に一度、麻酔科の先生とも面談がありました。
顔合わせをしていると、安心感があるものですね。
ここからはまな板の上の鯉!
「酸素マスクつけます」
「心電図つけます」
「点滴始めます」
…とか言われてたかな?
いよいよか〜と思ったら、ここで私は何かがプツンと切れて、涙が出てきました
手も動かせないので、「涙をふいてください」って言おうかな、どうしようかな…と思っていたら、看護師さんが気づいて、そっと涙を拭いてくれました。
「大丈夫ですよ」
「悪いところ、切ってもらいましょうね」
優しいお言葉に、泣きながら頷く私でした。
プロだな~と思いました
というのも苦い経験が…。
20年前の死産の入院の時に、出産前日に一人病室で泣いていたら、巡回にやってきた若いナースさん。
涙を拭いて、慌てて鼻をかむ私に
「風邪ですか?」とにっこり
そんなわけないでしょ〜
と、がっかりした思い出が
涙も引っ込みましたよ
だから今回のそっと寄り添ってくれる感じ、嬉しかったです。
麻酔科のドクターに「薬が入ります。眠くなります」と言われて、その後記憶なし
気づいたら、「終わりましたよ」と言われ、病室に戻るベッドの上でした。
この記憶のない3時間で、気管挿管されたり、フォーレ(尿管)入れたり、体にメスを入れられたりしていたと思うとびっくり
全身麻酔…すご~い
意識朦朧の中、夫に「お疲れさん」とひとこと声をかけられ、夫は主治医の説明に呼ばれて行ってしまいました。
そのまま15時頃まで、ぐっすり寝ていたみたいです
続く。