15年前の出産に向けての、不育症妊婦の思いを綴るシリーズ?
ちょっと重いですが、出産までもう少しお付き合いください!
15年前の5月5日、予定日6日超過し「今日も生まれる気配がない…」と落ち込む私に、母が言いました。
「何にも準備してあげないから、生まれてこられないんだよ!ベビー服を買いに行こう!」
そうなんです。
私は臨月になっても、予定日を過ぎても、赤ちゃん用品を何も準備できずにいました。
過去の経験に加え、不育症の診断も受けたので、何があるかわからない、期待してはいけない、楽しみにしてはいけない…という気持ちがありました。
無事に生まれたら、1週間の入院中にベビー服を買ってほしいと母に頼んでいました。
助産師の母は、私の良き理解者でした。
母に言われ「そうかもしれない…」と思い、久しぶりにベビー用品店へ。
私はまだドキドキして選べませんでしたが、母がベビー服、哺乳瓶、ベビーバスをテキパキと買ってくれました。
「準備できたよ~安心して出ておいで~」
と、お腹に向かって言ってくれました。
私ったら、妊娠がわかってからダメになることばかり考えて、全然楽しみにしてあげられなくてごめんね…
この日は「こどもの日」ということで、妹家族が当時4歳のうちの息子を、一緒に遊園地に連れていってくれました。
夕方帰ってきた妹が
「残念、生まれなかったか~出かけている間も、陣痛きたよ!と連絡が来ないかなと、楽しみにしていたんだよ~」
と笑って言ってくれました。
夫も母も…口には出さないけれど不安はあったと思うので、こんなに純粋に楽しみにしてくれている人がいるということが、本当に嬉しかったです
ここまできたんだから、無事に生まれると信じよう!と、やっと少し思えることができました。
昨日書きましたが、夫が「6日はばあちゃんと同じ誕生日になるからダメ」と言ったせいか、6日も生まれませんでした。
もう8日に入院して、誘発してもらわないと生まれない気がしてきましたね!