のあ です☆
桜のしいちゃんたちの枝が
切られていました。
じゃまになるところだけ
・・・だそうです。
雪の華・・
雪桜満開だった枝振りは
翌々日に
こんなにもあっさりと
切られていました。
桜のしいちゃんが
名前を教えたくれたのは
おととしの冬でした
小さな桜並木の歩道は
桜の木のパワフルな根っこが
アスファルトを持ち上げるほど
張り出してました
その中で
ひときわ細く小さな桜・・
根元もすっきりして
根っこを張ってない子がいました
グラウンディングをできない私と
その桜はシンクロしました
しいちゃん・・・
え???
その桜は私に名前を教えてくれました
なんでしいちゃん???
桜なのに・・・女の子みたい
私はしいちゃんたちに
毎日声をかけ、幹に触れました
仕事の行き帰りは
しいちゃんたちとのふれあいタイムに
しいちゃんは、はじめのころに
私の友のところに
エネルギー体として・・(っていったらいいのかな・・)
行ってくれたことがあったようです
その意味は後になってから
わかることになります・・・
しいちゃんが名前を教えてくれて
少したった頃・・・
しいちゃんに危機が・・迫ります。
地域の集まりの席で
しいちゃんの桜並木の話がでました
あの道は暗い・・・切ったらどうか・・?
しいちゃんちのことだ・・・
そういえば
おととしの夏休みに
娘とよく夜のお散歩したのが
しいちゃんの桜並木でした
そのころはまだしいちゃんを知りませんでしたが
確かに暗かったのを思い出しました。
ああ・・・切られてしまうの・・・?
ひどい
にんげんって自分勝手だ
どうしよう・・・!
打ちひしがれた私は
友に泣きつきました
友は
その時にやっとわかったそうです
しいちゃんが友を
訪ねて行った理由が。
友と私は
その時あることを約束をしました
友がしいちゃんに頼まれたこと・・・
その約束を
必ず果たすことを
友と私は誓っています
さて・・・
しいちゃんたちは切られませんでした
とにかくそのままでした
だけど私は
それから少ししたある日
ぞっとするものを見ました
しいちゃんたちの根っこ
そのアスファルトに
線が引かれていました
とんでもなくいやな予感・・・
なにが起こる・・?
私は不吉な予感に
もう揺れて揺れて泣きそうでした
すると
だいじょうぶ
そうしいちゃんが言いました
しいちゃんたち誰もがみんな言いました
大丈夫
大丈夫って・・・
なんでみんなそんなこと言うんだろう
こんな状況で
大丈夫なんてことあるわけがない!
疑問が強く残りました・・・
次の朝仕事に行くときに
私のいやな予感は現実になっていました
しいちゃんたちの根っこ
歩道に付けられた線にそって
掘り起こされて・・・
切られていました
無残な姿でした
痛くて・・生々しくて
見ていられません
泣きながら仕事に行きました
それでも・・・
起こることに
いい、わるいはありません
しいちゃんはちゃんとわかっています
根っこを切ってアスファルトきれいにして
でこぼこだった歩道
平らになりました
確かに
歩きやすい
ベビーカー、お年より・・身体の不自由な方には
特に歩きやすくなりました
共存
しいちゃんは言いました
ああ・・・そうだね
しいちゃんありがとう
光が・・・さしてきました
そう・・光
それから少しして
しいちゃんのとなりの仲間の木の横に
新しい街灯が立ったのです
やったね!しいちゃん
これで夜道も明るいね
受容
しいちゃんは言いました。
そうだね
そうだね、しいちゃん
すべて受け入れて
ただそのままを受け入れて・・・
私たちすべてが
この星で一緒に
仲良く生きていくんだね
・・・しいちゃん
しいちゃんはすべてを知っています。
宇宙の叡智・・・
そして不思議なことに
しいちゃんは
根っこも切られてないし
枝も切られませんでしたよ。
ほらね
しいちゃんは
桜の木です・・・
そして・・・
今日も桜がたくさんでした
これは初めて見ました~
さくらを練り込んだ生地に
さくらあんが入っています
さっぱりしていて美味しかった
今日も訪ねていただき
ありがとうございました
大好きです
感謝・・・