やりがいのある仕事に恵まれた30代のアラサー女性、サクラさん。時には睡眠を削ることもあるけど、それでも仕事が楽しい彼女の悩みは、婚活がうまくいかないこと。


合コンの幹事がきっかけで結婚した先輩を見習って、毎月のように合コンを開催したものの、カップル誕生させるのは得意だが、自分には縁がやってこないとがっくり。そのうち仕事が忙しくなったので、合コン幹事からも遠ざかるサクラさん。
異業種交流会に参加するものの、
「ここにはいないなぁ」

いないと直感したサクラさん。理由を深く考えてみることにしたそうです。
客観的に自分を見つめ、自分の意思を大切にするという気づきは、当たり前のようで、なかなかできないものです。

理由をとことん考えていくくちに、サクラさんの答えは、
「普通の男がいい」

この場合、普通というのは、業界人ではなく、ギラギラした起業家でもなく、野心満々のクリエイターでもなく、
普通のサラリーマンと結婚したいことに気づいたのです。
 

普通がいい
普通でいい
普通の人とつきあいたい
普通の男性と結婚したい

この場合の普通は、
特別ではない職業、つまりサラリーマンで、わかりやすい日課をこなし、複雑な性格ではないということ。
自分の周囲に、
普通の男がいないとわかっているサクラさんは、早速サラリーマンやOLの知り合いに、
普通の人と会いたい!とアピールします。
そしてあるホームパーティーで、出会ったのです!普通の男性が。しかも料理好きで、マメにおつまみを作り、洗い物もテキパキとやっている人が、、
サクラさんは、積極的に、ヒガシさんというその男性に話しかけます。予想通りの答えに、分かりやすい反応。
さらに、サラリーマン!専門性を生かした仕事をこなすヒガシさんに
サクラさんはすっかり気に入ってしまったのです!


破れ鍋に綴じ蓋といいますが、サクラさんはアクティブなく行動派ですが、
反対にヒガシさんはインドア。映画が大好きで、弁当男子。料理教室にも通っています。フェミニンな彼にすっかり癒されるサクラさん。
2人は結婚を前提に付き合うことにしたのですがーーー


結論からいうと、2人は2ヶ月足らずで別れました。
理由は、ヒガシさんが仕事のグチを会うたびに口にするので、転職を勧めたものの、ヒガシさんがやめたいと言いながら転職サイトに登録もしていない行動力のなさに、サクラさんさすがにうんざりしたそうです。
やる気があるなら、とっくに転職活動をしている。する気がなくて、ただグチを言う姿は、ダダをこねている子供に見えてきたそうです。しかも、だんだん鬱っぼくなり、終いには「君は好きな仕事をしているから、わからないけど」とひがみまで。

サクラさんは、ヒガシさんと別れてから普通にこだわらなくなったそうです。

このケースから学び取れることは、
結婚というのは、楽しい、嬉しいが前提にあるのだということが、改めてわかります。
長い結婚生活で、何があるかわかりませんね。だからこそ、楽しいから一緒にいたい!という気持ちが、自然に結婚へと向かうのだと思います。