これまで2万人以上のワーキングウーマンの恋愛や婚活、結婚を取材しているうちに自分にとって幸せな結婚を掴む女性は、棚からぼた餅のような偶然によってもたらされたり、“引き寄せる力”が強いなど、パワーで勝ち得ただけではないと気づくようになった。
幸せになった女性たちには、それぞれの背景を乗り越えてきたことが目につく。
他力本願ではなく、自分で何かを掴んできた女性達が、幸せという実感を手に入れる。
では幸運をつかんだ女性たちに共通しているものは、何だろう。結果的に「良縁を掴んだ」彼女たちは何をしてきたのだろう。
一方、幸せな結婚をした多くの女性達は「特に何もしていない」と言っている。それどころか、「会った時から自然な感じだった」と力んで婚活をしたわけではないという。では、一体何が彼女たちは幸せになるために、無意識のうちにどんなことをしてきたのだろう。
災難にも逢い続け、絶望もあったとも。
そこから彼女は何を感じ取り、どうやって今の幸せを自ら掴むことができたのだろう。
間違いだった開運法
「彼と出会う前の前触れは無いですよ」
屈託がない笑顔でスミレさん(仮名)はそう答えた。
スミレさんは40代半ば。20代前半で結婚して出産。ところが妊娠中に夫の浮気が発覚。出産を機に夫との関係を見直し、二人でやり直しをするつもりだった。ところが夫はスミレさんの真摯な態度に応えてくれず、破局。
スミレさんは小さな子供を連れて実家に戻り、それ以来、母と子供と三人で暮らしていた。シングルマザーとして生業を立てるために、様々な職業に就いた。やっと飲食業で身を立てようと日々励んでいた。
「子供がようやく高校に入学した5年前に、とても辛い事がありました」
その苦しみを乗り越えるためのスミレさんの開運方法はゾロ目だった。「その頃はゾロ目ハンターになってましたね。ゾロ目の意味を調べてすがっていました」。
やがて全ては自分次第ということに気がつくと、自分で人生を変えてやる!と力んで、前へ前へと、のめり込むように生きていったという。
そこからスミレさんのパワフルな活動が止まらなかった。
「これまで経験のない初めての仕事に率先的に挑戦したり、自己投資を惜しまず勉強したり、日々自分と向き合いワークしてまとめるためにライティングする、成功している方に会って、話を聞く。川の流れには逆らわない選択をする。小さな事でも感謝を忘れない。心のワクワクに従って生きてきました」
頑張っても報われない。ある日大事故が起こると人生が休止状態に
頑張っても報われない。まるで人生の歯車が狂ってしまったかのよう。人生を取り戻したい。でもなかなか思うようにいかない。まるでに神様から喝を入れられたように感じていたというスミレさん。
「頑張ってきたんです。自分の人生を見直して母と子供を守ろうと必死に働いて…それでも神様は許してくれなくて数年経った頃に大事故を起こしました」
スミレさんは仕事中の事故で指2本切断したのです…
仕事も人生も、そこでいったん休止となったスミレさん。療養の日々に、虚しさが一層募ってきたという。「叔父の墓前で初めて愚痴りました。私なんでこうなの?って」。涙も止まらなかった。涙も枯れ果てた頃、ようやく何かに気づいた。
「すぐそこに落ちているたくさんの幸せに感謝しながら、生きてきました」
子供が大学を卒業した頃、20代後半の男性が、共通の知人に託されて訪ねてきた。スミレさんがその知人にかつて貸していた複数の本を携えて、会いにやってきたのだ。
その後、共通の知人の引越し祝いの場が設けられ、そこでスミレさんは年下の男性に再会する。
18歳年下の彼との出会いはごく自然に
「その後はとんとん拍子でした。食事に誘われたり、ドライブに行ったり映画を観に行ったり…」
彼もバツイチで、離婚をきっかけに、同年代の女性とは合わないと気づいたという。
「私のように勝気な女性から、強い態度を取られてもスルーできるタイプ。だからとっても楽なんです」
事故以来、時間をかけて、「小さい出来事に感謝」しながら、自分を整えてきたスミレさん。彼と出会ってから「やっと整った自分で最高な彼というギフトをいただけた気がしています」。
出会ってから5カ月で入籍。結婚式はなく、来年予定されているヨーロッパ旅行が楽しみと微笑んでいた。
「感謝すること」の背景にあるもの
幸せになるためには感謝すること。これは昔からよく言われていること。またスピリチャルな人は「感謝すると宇宙と繋がる」と唱えたりしているが、果たして「感謝する」には、何が潜んでいるのだろう。
私が初めて「感謝」の気持ちを心の底から、大袈裟に言えば、魂次元で感じたのは、19年前。10万人に一人の難病、ギランバレー症候群を後遺症なしに完治した頃だった。自己免疫性の病気で、運動神経、末梢神経、自律神経の働きに支障が生じて、歩行することも車椅子に座ることも困難だった私が、医者や看護師さん、リハビリスタッフのおかげで歩けるようになり、ちょうど19年前の6月に、病院の周囲を散歩しているとーーー
外の空気を吸っているうちに、風の匂いを感じ、太陽の光の美しさにはーっという感嘆の声が漏れてきた。その瞬間、心から「生きていて良かった」と全てのことに感謝できたのだ。
あの時の「感謝」こそ、本物だったと思う。
本物と言うのは、嘘偽りがなく(理屈なしに嘘偽りがないということ)、心から感謝できたのは、私が生死の間を彷徨い、その後体を動かすことができないという惨い現実に絶望していたが、様々な人たちのおかげで回復に向かうと、絶望がやがて希望の光に包まれ、生きる力が湧いてきたのだ。
あの頃の私は本物の感謝は「祈り」に等しいのではないか、と思った。
スミレさんの日常にある些細なことに対する感謝も、私の難病克服して歩けるようになった時の感謝も、「苦しいことから、解放されますように。苦しみを手放せますように」という祈りに近い感情だと思う。
祈りにいた感謝の気持ちを大切にしてきたから、スミレさんは年下男性というパートナーを得て、そして私は難病を克服できたのではないだろうか。
毎朝般若心経を唱えて感謝を口にする女性の開運法
スミレさんの「感謝する習慣」で思い出したのが、自然豊かな地方に住む私の友達のことだ。彼女は、夫のがん治療のために東京での仕事を断念して一緒に東京を離れて、自然豊かな地方へ。夫は自然の下ですっかりと回復したものの、彼女は母親の介護で追われる日々。その後母親を看取ってから、今度は愛犬が次々と他界。ペットロスに陥って引きこもるとしみそばかすが増えて、肌がボロボロになってしまったという。
そんな時に、地域の住むアーティストに勧められて使ってみたのが植物由来の成分がたっぷりの韓国産のルネセルという化粧品。やけど治療の研究者が開発して作ったルネセル化粧品で、友人はすっかり肌を回復し、今は美の伝道師として、ルネセルを広める活動をしている。
「まさか、自分がこの化粧品で人を幸せにできるなんて」と友人は驚きながら、「ありがたいことだわ」と般若心経を唱えて感謝していつのも、過去には絶望の日々があったからだろう。
ずっと苦しい。いつも苦しい。どうして私だけがこんなに大変なの、と嘆いているあなた。でもね、もがいているあなたも、これまで絶望を深く味わったのだから、様々な人間関係の厄介な問題を少しずつ手放していきましょう。
感謝の気持ちは、自分を受け入れることに繋がります。感謝の本当の意味がわかると、過去の自分のことを「頑張ってきたんだ」と誇らしく感じることもあるでしょう。感謝の気持ちがさらに深まっていくと、あなたに生き抜く力を与えてくれることでしょう。きっとね!


