この間もブログに書きましたが、
ある年輩の男性から「キミは強い」と口説かれただけでなく、
「ボクに会いたくなったら、メールくれ」「まずメールちょうだい」という誘い文句に
唖然となってしまった私。
普通は会いたくなったら自分からメールするはずでしょ。
「ボクに会いたいならメール」は、まるで傷つきたくないティーンエージャーよう。
映画『ベンジャミンバトン』じゃないけど、年取ったら子供になるという方式が当てはめられるとでもいうのだろうか。
年輩だから、青少年のようなセリフで口説くというわけ?
傷つきたくないから、相手の出方次第というやり方なのか…
あきれてしまう……
年齢が重なっている人ならではの、謙虚という美徳を披露してくれ!
まあ、その人はきっと、「オレ様老年」だったのでしょうね。
好意があっても女性を誘えない誘えない男性は多いと想像できますが、
「キミは強い女」と口説き、女から誘うように指示する男って、究極のオレ様?
未知との遭遇でした。
生きていると、色々な経験をしてしまいます。
「キミは強い」というけど、私の強さは環境によるもの。
最初から強いのではなく、フリーだからこそ、強くならざるを得なかった、という強さ。
仕事をしている世界は、「浮き沈み」が激しく、
この「浮き沈み」という環境につきあいながら、現役で続けていくという過程で強くなっていったのだと思う。
今日は、久しぶりに友達のMCと話をしたが、
彼女も一見強そうだが、本質はごく普通の女性で、頼れるものがあったら頼りたいのだと感じた。
アラフォーで二人の幼い子供を育てながら、仕事をしている彼女は、
夫に頼ることだって、あるだろう。
「強い女性」といっても、それぞれの強さがあるのだと思う。
私が強いと感じる女性は、主婦だ。
夫に経済的に依存し、夫の稼ぎで高いランチを食べ、買い物をし、エステに通う妻こそ、
最強だと思っている。
自分が「主婦」ではないから、隣の芝生が美しく見えるから、ではない。
夫の経済力=私のもの
という考え方が、まず強い。
というより、図太い。
男性は所有欲が強いというが、女性だって所有欲も独占欲も、ある。
結婚というのは、夫婦が一体となることらしいが、
お財布も一つだということは、夫の稼ぎが全て自分のものになる、というものらしい。
フリーで自活している私から見ると、
それは羨ましくもあるが、
「夫の稼ぎが全部自分のもの」という考え方そのものが、私にとっては、まさに未知との遭遇。
家庭を築く、というのは、夫婦一体なのだから、当たり前なのだろうが、
だからといって、お金だけでなく、夫の社会的地位や名誉、能力、人脈まで
「私のもの」と、勘違いする傲慢さは、怖い。
自分が努力して作り上げたものではないのに、
結婚しただけで、夫という他人が所有しているもの全てが自分のものというおこがましさに、
ただただ、ため息が漏れるほど、あきれてしまう。
世の中の結婚と、私が考える結婚とのギャップが大きいだけなのだろうか。
夫のものは全て私のもの
という主婦よりも、もっと怖い主婦がいる。
それは夫の経済力で、語学や資格取得などスキルをアップし、
ネットワークを広げて人脈を増やし、
将来離婚を前提に、独り立ちの準備をしている女性である。
こういう女性こそ、最強だ。そして、最強の怖い女性である。
「結婚に失敗した」と、さっさと潔く離婚するのではなく、
自分の新しい人生を切り開くために、別れを前提に夫の経済力を利用する。
私が男だったら、怖くて、一緒に暮らせないな~
堅牢な岩のような女性が自分の妻だとわかったら、夫はどうするのだろうか。
向田邦子さんの短編小説に、とぼけた味の妻が、実は夫の稼ぎからこっそりへそくり(貯金)をしていたことがわかってしまった、という下りがある。
これも女性の怖さを表しているが、
当時は働く女性といえば、公務員か水商売という時代。
今のように、手に職をつけたり、ネットワークを活用して独立する、など、
夫の経済力で独り立ちできるようにスキルを磨き、離婚するという女性の選択が可能になった。
夫に申し訳ないと心の中で謝罪する妻なら、まだ人間らしいが、
「結婚に向かないあなたと結婚したのだから、ありがたいでしょう」
と夫に恩義を売ながら、
離婚に向けてスキルを磨いている女性というのは、
最強のホラーだ。
強さが高じると、怖くなる。
もちろん、自分の人生のために、必死なのかもしれない。でも、怖い。
堅牢の岩のような強さは、風をよけることはできても、
人を優しく包む込むことは、できない。
女の強さは、ほどほどであって、いいものだと思う。