またも訃報の話で
なんとも言えませんが
今日はちょっと方向性を変えて
日埜正平さんがお亡くなりになった
若い方には日本中を自転車で回って
景色のいいところでお手紙を読む
気のいいおじさんというイメージだろう
しかし我々世代はどうしても
プレーボーイの異名で
いつもたくさんの芸能レポーターに
追われていたという心象が強い
11股かけていたなんて話が
事務所の中で飛び交っていた
「なんでそんなに女にもてるんだろうね」
女もどうしてケンカにならないのだろうか
ぼそっと言ってやりました
「女は話を聞いてくれる男が好きなのよ(ーー」
俺だって奥さんの話を聞いてあげているよ
なんて嘯く人もいますが
そういうことじゃない
聞くのは真剣に相手の立場になって
聞いてあげるということ
心の中で「でも」とか「いや」とか否定的な感情が
生まれた時点でもう違うし
そこで反論したらなおのこと無理
たぶん火野さんは良くも悪くも
聞く人なのだろう
だから次の人ができても
今の人には言い出せない
さらに言えば
それがばれたとしても
自分の話をきちんと聞いて
自分のことをわかってくれているから
仕方がないと思わせてしまう
もうこれはテクニックというより
本来火野さんが持っている本性なのだろう
若い頃やんちゃしても
(警察沙汰だったとしてもきちんと償えば)
年齢を重ねてきてその本性が
人間性になると男女問わず
愛されキャラになって惹かれてしまう
そんな人を有名無名にかかわらず
何人か知っている
若い頃のエピソードは
数あるだけ人生は豊かだと思う
もうあの自転車旅は
見られないのですね
残念です
合掌