脚本家の山田太一先生が亡くなった
最後の脚本はいつのことだったか
わからないが初めて出会った山田作品は
「岸辺のアルバム」だったと思う
今でもこの脚本家の作品なら見る
という見方をするときがあるけど
その最初は山田太一先生だった気がする
「l岸辺のアルバム」は
金曜夜10時TBSで放映されていたが
当時高校生くらいだった私には
あこがれていた俳優さんと
大女優さんのその当時は考えられなかった
いわゆる不倫ものにショックを受けつつ
どっかでドキドキしながら見ていた
次に山田作品に出合ったのは
「ふぞろいの林檎たち」だった
中井喜一・時任三郎・柳沢慎吾の
さえない大学生がコンパで知り合った女性たちと
様々な出来事がある今ではよくある青春群像劇
でもあの当時はたぶん初めての複数主演のドラマ
サザンの「いとしのエリー」が主題歌だったことでも有名
で、個人的に好きだったのは
「思い出づくり。」
これは逆に田中裕子・森昌子・古手川祐子の
24歳の3人がいろいろある話
たぶん年齢が近かったから
共感することが多かったのだと思う
そのほかにも
男たちの旅路シリーズや
早春スケッチブック、今はバラ路が好き
など好きな作品は様々ある
最近お噂を聞かないと思っていたら
この訃報である
物腰柔らか でもシビアなセリフ
今では普通の本音を叫ぶセリフが
とても好きだった
合掌