今日は母方の祖母の祥月命日である
両親の父(つまり祖父)は
私の物心ついたときには
すでに亡くなっていたので別として
この祖母ともあまり縁は薄かった
それでも幼稚園の運動会には
両祖母とも来てくれて
私と一緒に写真におさまっていた
叔父一家と一緒にくらしていたけど
いわゆる嫁姑問題で1人で家を出て
しばらく会わなかったこともある
遠い昔
病室も窓からぼんやり外を見ている日々に
ある時期 付き添ってくれていた母が
急に出かけることが多くなった
代わりに遠縁のおばさんが来てくれたが
なぜそんな状況なのかは
母もおばさんも教えてはくれなかった
そんなことがどれくらい続いたか
消灯時間もすんで 一寝入りして目が覚めると
目を真っ赤にした母が枕元にいた
「どうしたの?」と聞いても首を横に振るだけだった
それから2.3日 母は病室へ来なかった
祖母が亡くなったと知ったのは
実にそれから半年近くたっかころだった
それまで祖母が病気だったということも知らず
もちろん最期をみとることもできず
あっという間に逝ってしまった
それでもふと今日になると
そんな祖母のことをふと思い出す