ずっと霧の晴れない山道を登っていく

 

車は普通車で対向することもできない

 

ぎりぎりの1本道

 

 

 

山に登ってもいいのかどうか

 

わからないまま1年が過ぎ

 

気が付けばいつのまにか車に乗せられて

 

けっこうな距離を登って来たけど

 

相変わらず霧は晴れず

 

時々雷が鳴ったり雨が降ったりしながらも

 

整備をした車でスピードもあまり出さず

 

ナビはないけど スマホで山の情報を

 

確認しつつ ここまで来た

 

 

 

 

たまに止まってとなりや向かいの山を見ると

 

壊れた車で走ったり 

 

何なら自転車でのぼっている人も入れば

 

そもそも山に登ることに反対して

 

山のふもとから声高に主張している人もいる

 

 

 

霧は晴れない

 

たぶん山頂に着くまで晴れないのだろう

 

ただ山頂から見える景色が

 

どうなっているかは 自分にしかわからない

 

そこは断崖絶壁で 崖から落ちてしまうかもしれない

 

抜けるような青空で 決して広くはないけど

 

さらに高みを目指して登っている人たちのことを

 

応援できるスペースがあるかもしれない

 

のんびり座って酒でも飲んで・・

 

というわけにはいかないけど

 

ゆっくりと確実に運転してきた人たちだけが

 

見ることができる景色

 

 

 

もちろん

 

同乗していた車や運転者のせいで

 

そこにたどりつけない人もいるかもしれない

 

それを誰も責めることはできない

 

 

 

「井の中の蛙 大海を知らず 」の続きをご存知か

 

「されど空の深さ(青さ)を知る 」と言うそうだ

 

世間知らずのままにここまできてしまったのかもしれない

 

けれど仕事以外 どこにもでかけず

 

ただひたすら ゆっくり登ってきた山の高さは

 

登ってこない人よりは知っているつもりだ

 

 

 

山頂には半畳のくらいのスペースと

 

冷えたビールとテレビが1台あればOK(^^d

 

自分が降りるときのことは 

 

テレビが終わったら考える 

 

無責任なんだろうけど(笑)