なんとなく時間ができて

 

上司と雑談をしていたら

 

話がどんどん逸れていき

 

お義父さまがもう長くないという話になった

 

 

 

ちょうど今週末から休暇に入る予定だったけど

 

この世情でどこにも行く予定もなかったし

 

ゆっくり看取って送ってやるさ

 

と どこか他人事でもあるけど

 

人情が売りの上司の寂しげな顔は見逃さない

 

 

 

さらに話が深くなり

 

その昔 お父様の亡くなった時の話になり

 

脳溢血で倒れたお父様が

 

もう手の施しようがないと聞かされても

 

お母様はそのことを受け入れがたく

 

思い切って 最後にベットの横に

 

連れて行ってその姿を見せた時

 

やっとお父様の死期を受けれたようだと言っていた

 

 

 

そういえば

 

我が家も亡き父がガンだとわかった時

 

精神的に弱い母に告知したらきっと

 

倒れてしまうと思い 弟と2人で聞いたっけ(ーー

 

だから父が急変した時 

 

母は「どうして急に」と言ったけど

 

取り乱すことはなかった

 

自分で死期を悟った(のかもしれない)父が

 

その数日前に自分が死んだらみたいなことを

 

言っていたらしく 母なりに覚悟があったのかもしれない

 

 

 

上司の話を聞きながら

 

そんなことを思っていました  

 

新コロがはびこる今

 

親の死に目にも会えない状況で

 

それでも何かしらの形で

 

死ぬ前に一目会うことができたら

 

覚悟はできるのかもしれません

 

 

3.11を前にして ふと思う(ーー