平成も今日で終わり
前回の御代替わりは崩御に因るものだったから
重苦しい雰囲気だったけど
(TVは全部華美なものはなかったから
レンタルビデオ店に走った記憶が今も鮮明です)
今回はおめでたいということで、よくも悪くも
はしゃいだりテンション高めの人が多いようです
特に同世代から上のおばさま方は皇后さまに
憧れて育った世代だからなおのことです。
ではなぜそこまで皆さんがお二人に感謝し
尊敬し涙を流してしまうのか。
最近はTVでも取り上げることがありますが
天皇陛下のお仕事(って言っていいのかな?)は
とても大変なものです。
国民の目に触れる一般公務のほかに海外の要人などとの
面会や国会や勲章授与などざっくり言ってそのくらい
あって、もちろん災害があればそこへの訪問は
皆さん知っていること
でも実は国民に見えないところで1番大事な元旦に
行われる宮中祭祀である「四方拝(しほうはい)」が
あります。朝4時から始まるため年が改まってすぐに
起床され準備して誰も見ることがない四方囲まれた中で
1年の世界平和と日本国民の平和をあらゆる方向に
畏まれ願うのが最も大事なお勤めだと聞きます。
あけましておめでとう。なんて言いながら
初詣に行ったりどっかの交差点で騒いでいる頃
ある意味日本国民という共通点しかない
会ったこともない私たちのために
心を込めて祈ってくださっているという事実
飛鳥時代の天皇制始まりから今日まで
ずっと続いている祭事。
その時代の権力によっても違うのでしょうが
「象徴」となられてもなお、われわれの平和を祈ってくださる。
そのことを国民は体のDNAで何となく
わかっているのかもしれません。
ちなみに私は何の思想もポリシーもありません。
ただ、そのことを知った時、胸にくるものは
ありました。ただそれだけです。
たったカレンダー1枚はがしただけと言ってしまえば
それまでですが、3つ目の元号をいただく身にとっては
やはり平成の時代を無事生きてこれたことに
感謝します。
▼本日限定!ブログスタンプ
