8回目の3月11日がやってきました
このところ平成最後ということで
何度となくこの日を取り上げることもありますが
それは歴史的な扱いであって
もう過去のことのように振り返るのです
けれど8年たっても昨日のことのように
その呪縛から逃れられずに
苦しんでいる東北の方がまだ多くいるのです
先日福島の原発事故から逃れた方々の番組を見ました
8年たった今でも心を病んでいる方々
初めて「フラッシュフォワード」という言葉を聞きました
「フラッシュバック」と対をなす現象だそうで
過去に起きた衝撃的なことを思い出すのが
フラッシュバックならフラッシュフォワードは
朽ちていく自分の故郷や定まらない自分の環境に
絶望して心も体も病んでいくことだそうです
故郷を追われ避難所を転々として
それとてすべては震災のせいだけだったのか
前を向いて進んでいる人がいる一方で
前を向いてという人の声に
押しつぶされてしまう人たちもいる
たぶんこれから死ぬまで
いや子々孫々にいたるまで
この事実はなかったことにはできない
若い人の8年と ご高齢の方の8年は
その長さに大きな違いがあって
同じではないと気づかなければいけない
だから頑張ってとは言わないことにします
ずっと頑張っているし
これからも頑張らなくてはいけないのは
実は東北の方々ではなくて
私たち他の地域の人々なのかもしれません
去年の9月の地震でそう思った人も
多いのではないでしょうか
これから何年たっても同じなのは
この事実を決して忘れないということ
今までもそしてこれからも