ミステリー好きとまではいきませんが


昔から推理小説(主に日本のですが)を


よく読んでいました


そんな私でもアガサ=クリスティーは知っていて


昨日の「黒井戸殺し」はクリスティーの名作の


1つと聞いていたのでドラマ見ました

 


三谷幸喜さんがどのようにしていくのか


興味もありましたが


ちょいちょいの笑いを除けば


いたって忠実に描いていたようです

 

 

「オリエント急行殺人事件」と


「そして誰もいなくなった」は読んだことも


映画やドラマも見たことはあったのですが


「アクロイド殺し」は小説も読んだことが


ありませんでした。


(ここからはネタバレですのでご注意を)

 

 


原作のあらすじは読みましたが


「フェア・アンフェア論争」におけるように


狂言回しが犯人だったのは


ミステリー好きには思うこともあるのでしょうが


ゆうべのドラマだけで言えば


容疑者全員が集まってひとつずつ


事実が明らかになっていくうちに


犯人が相棒の医者だっていうのも


原作を知らない私でもわかりましたよ


冒頭のくだりであきらかにアリバイづくりの


念入りさが気になりましたもん


そこに気が付かない人がフェアじゃないって


いうんでしょうけど そんなの斬新なトリックや


表現の前ではミステリーはなんでもありな気がします

 


ただ私がモヤモヤするのはそんなことじゃなくて


日頃どんなに悪態ついていても


実はいい人でおなじみ(?!)の大泉 洋が


姉のためとはいえ恐喝をし殺人をし


最後は正義の探偵から自殺を強要されるって


(原作もどうやらそうらしいですけど)


なんかもやもやしますよね(´-д-`)


強要ではないと言われても


自殺しようとしている人を止めないのは


やはり今では自殺ほう助となってしまいます


わかってるんです


最後の探偵のセリフにもありますが


「愛する人を守るために愛する人を守る人を殺していいのか」


(現実ではありませんが)犯人の書いた手記には


自分の姉への思いは書かないでしょう


探偵のみぞ知るその思いは


姉が死んで手記が発表されるときは


探偵が話してくれる保証はどこにもないのです

 


それはずるいよぉ・・・と思うのです

 

 


最近あまり本を読みませんが


時間ができたら「アクロイド殺し」


読んでみようかと思います