今朝TVを見ていたら


昨日のR-1の優勝者が出ていました


彼は生まれつきの全盲で


左は全く右も明暗がわかる程度なのだそうです

 


白杖をもって舞台に立ち


マイクの位置まで人に連れて行ってもらっても


開口一番 盲人あるあるで


会場を笑いの渦に巻き込んでいったようです


すでにどこかの評論家さんも


ネットに書いていましたが


障がい者のことを笑ってはいけないと


子供のころから教えられているからなのでしょうが


「かわいそう」とか「お気の毒」なんて言葉で


彼らのことを言うのは嫌いです

 

 

彼らは障害の不自由さはあっても


それを悲観したことなど


おそらくないのです


(途中で障害を負うことになった人でも


そこから自分の存在意義を見つけた人を


たくさん知っています)

 

 


勝手に障害のある人のことを憐れんでいる健常者


そんな自分は人格者みたいに


心のどっかに書いてある人にイラっとします


私は特に耳の聞こえない人との接点が多いけど


彼らには何の偏見もない


いいことはいい ダメなことはダメ って言います


もちろん 中にはいじめてるという人もいますが


それは健常者も障がい者も同じことです


それが本当の平等だとわかってくれる人は


いまでもお友達になっています

 

 


やさしさと憐れみは違います


盲人としての自分を笑い飛ばす


彼のネタ(彼という人を笑うのではなくて)には


思いっきり笑ってあげましょう


笑ってはいけないことを笑ってもいいと


言ってくれた 新しいお笑いのために