6年という月日は長いのか短いのかは人それぞれです。


2655名という方がいまだ行方がわからないという中で


今も海へ潜って家族の行方を探し続ける人がいるという現実。


孤独から抜け出そうと新しい家族を作って生活する人がいる現実。


どちらも同じ6年という歳月。


前向き後ろ向きというのは簡単だけど、それぞれが決意をもって進んでいく方向に


不正解はない。あの日を経験した人にしかできなかったこと。

 

 

 

あの日のことを忘れないと言いながら警報や避難指示に鈍感になってしまう


どうしようもない日常という名の波にのまれている。


あなたも私も。


だからせめてこの日が近くなるたびにあの日の様子をTVで確かめずにはいられない。


贖罪でもなく後悔でもない、ただあの日に私が感じた思いや


恐怖が今も私の中にあるのかという確認のために。

 

 


あの日の子供は今年1年生になる子もいます。


語り継ぐことで故郷はいつもあなたの中にあります。

 

忘れないで、忘れないよ。

 

 

 


合掌