毎年この日に同じようなことを書きます
この街ではイースターのように
七夕の夜に各家々を回って歩きます
私が子供の頃は
まさに「ろうそく1本ちょうだいな」の
歌にあるとおりにろうそくを
もらいましたが 今では
それがすっかりお菓子をもらう
風習にかわり
バレンタインではないですが
すっかりお菓子屋の
イベントに成り下がってしまいました
それでも遠く離れた孫たちくらいの
子供がくるのではないかと
お菓子を買って母は待ちます
でも裏通りや飾りのない家には
行ってはいけないという
学校のお達しがあるようで
結局今夜も誰も来ませんでした
母は少し寂しそうに
お菓子を片付けて寝てしまいました
私ができるのは
弟に七夕の飾りを飾った様子を
メールで送ってほしいと言うくらいです
もう我が家に七夕がくることは
ないのかもしれません