夕べ先日東大安田講堂で行われた
「ハーバード白熱教室 In JAPAN」を
教育テレビで見ました。
(きちんと受信料を払っていない人には関係ない話でしょうが)
ベストセラー『これからの「正義」の話をしよう』の
著者であることは知りませんでしたが
新聞のラテ欄を見て見ようと思い立ちました
以前「ハーバード白熱教室」の話はネットで読んでいたので
マイケル・サンデル教授が米・ハーバード大学で行っている
30年近く続く「正義」という政治哲学の講義であると知ってはいました。
途中の休憩をはさんで前後半あわせて1時間半の番組でしたが、
(TVなのに休憩があるくらい)本当に頭を使いました
ちゃんと見て聞いていないとすぐにおいていかれるのです
実際、会場でも居眠りしている人いましたから
もう放棄しちゃったのでしょう
議論された問題は
「飢えている人々が他人を殺してでも生き残ってもよいのか?」
「イチローの年収はオバマ大統領の約40倍、平均的な教師の約400倍。この格差は公正か?」
「大学の裏口入学。通常考えられないほど莫大な金額を寄付してくれるとしたらこれを許せるか?」
「殺人者である弟を告発しなかった兄。彼の行動は正しかったのか?」
「戦争といった自分が生まれる前の共同体の犯罪に責任を持つべきか?」
(Web本の雑誌参照)
入りやすい野球の話から、最後は東アジアに日本がしたこと
アメリカが原爆を落としたことまでと幅広く
でも大まかには3つの概念に分けられる人間の考え方の
サンプルを見たような気がします
私も・・やっぱりどれかに当てはまりそうな気がします
これは答えが出るものではなく
その考え方を人と話し合っていく過程が大事な
授業なので久々にしっかり哲学した気がしました
おかげで終わってからも頭がクールダウンするまで
何時間もかかってしまって
今日はすっかり寝不足ですけどね
再放送があるらしいので
興味のある方はどうぞ
教育テレビ
10月3日(日)午後6時00分
ハーバード白熱教室 東京大学へ 「前編」