職場の宴会が終わって
三々五々みんな帰宅しようとしていました
外に出ると顔見知り(と思っている)
車のディラーさんが家まで送ってくれるというので
乗せてもらって車は走り出しました
気がつくとそこは坂の上から
海岸に向かっている一本道です
どんどん坂を下って海に出て
もうそこは階段が海に繋がっていて
「あーーーーーっ!!」って
言ったら車はその直前でピタリと止まりました
ほっとしたその瞬間
そのディラーさんが口を押さえて
車を飛び出していくと
岩場に向かってザブザブ入って行くのです
「どうしたの?」と言いながら私も岩場に行ってみると
もうそこは足が水に浸かるほどになっています
ふと振り向くとその海に作業着を着た
水死体が浮かんでいました
横を見るとピンクのカーディガンを着た
女の水死体があります
さらにその向こうにさっきのディラーさんが
水死体になって浮かんでいました
もう声も出せずに戻ろうと決めた時
私の足元の水はすでに私の腰あたりまできています
私はずいぶん沖まで流されていたのです
私はそんなに泳げないのですが
必死に泳ごうと試みました
でも
足には誰かの水死体がしがみついて
離れないのです
「死ぬんだ」と思いました
「死にたくない!!」
恐怖で体が震えた瞬間
目が覚めました
夢でした
そしてその震えは地震でした
震度3でした
悪夢は人に話した方がいいと
言われたので
書いてみました