朝ドラ「虎に翼」で、結婚式を固辞する寅ちゃんの言葉。「これが私なの」ぐっと来ました。同級生が勢揃いする最後のシーンより感動しました。様々なことに遭遇して苦労を重ねて乗り越えてきた寅ちゃんだからこそ言えることなのでしょう。

 

誰にでも、拘りがあり譲れないものがあり価値観があり守りたいものがある

 

私自身、それを大切に生きていきたい。否定されることなく受け入れてほしい。

 

そして逆に、その人が大切にしているものを大切に思う人でありたい。

 

プレバトで夏井先生が、的場浩司の俳句の添削をしていました。”母”と”子”の両方を入れて作った俳句ですが、母と子に思い入れが強いので敢えてくどさを残したという的場に、先生は、思い入れが強くあるのなら自分の思いを曲げる必要はない、自分の意思を曲げてはいけません と言われました。

 

毒舌先生と呼ばれていますが、添削するときは必ず褒めるところから始められます。いつも感心しています。

 

毒の塊ではなく、その周りを、その人を受容し、認め、褒めるというまるでコーチングスキルのような糖衣で優しく包んでいます。

 

私も単なる毒吐きではなく、その人の大切なものを尊重するという糖衣を纏って生きたいなと思います。これからでも遅くはない、それがあなたなのよね、と心から共感できる人になりたい。