今読んでいるのは、西條奈加「隠居すごろく」

 

主人の徳兵衛は、三十三年間の仕事一筋の生活に終止符を打ち、還暦を機に隠居することにした。人生がすごろくならこれは上がりだ。だが、

 

というあらすじに惹かれ、久々の時代小説を手に取りました。最後に読んだのは藤沢周平の海坂藩ものでした。随分大昔になります。

 

やっと隠居先でのんびり過ごそうとしていた隠居さんのところへ、孫が訪ねてきてから始まる大騒動。すごろくの上がりだと思っていたのに、それは第二のすごろくのスタートだったという話になるのです。

 

一字一句が染み入ってくる物語です。昭和生まれにとっては、厳しい上下関係、厳格なしつけや礼儀、言葉遣いなど、その通りだとうなずけることばかりです。

 

作者の作品を見ていたら、「善人長屋」という本があり、これは、少し前日曜日朝早くNHKでドラマ放送していたものではないでしょうか。高島礼子が出ていて、起きていたら見ていました。

 

若い頃、高島礼子に似ていると言われたことがありその気になっていたのですが、今や、「似てるから買ってきた」というお土産は、水木しげるの「ねこむすめ」

 

 

今日の運動筋肉

・なかやまきんに君 世界で一番楽な筋トレと有酸素運動バレエ