日本へ帰国中。戻ってきてから、連絡を取って会おうと思っていた人が何人かいた。
ネット上で何度かメッセージをかわしていたので、実際にお会いできたらよいなあと思っていたのが、江村哲二さんであった。先日5月26日に行われた、彼のオーケストラ曲の大阪での初演を聞きたかったのだが、奇しくも僕の小さなピアノ曲の初演が同日になってしまい、残念だと思っていた矢先の、突然の訃報である。
来年はコロンビアでレクチャーをするのですよ、と教えてくださって、彼には1度もお会いしていないのに、何かおこがましくも僕は奇妙なご縁を感じていただけに、かなしい。生の理不尽さを感じる。
旅をしていると、ネットにつなぐことがまちまちになるので、メールもろくにチェックしなかったり、いつ読むブログも読まなかったり、ましてや自分のブログの更新など後回しにしてしまっていた。そもそも僕がこのブログを書き始めたのも彼のブログに触発されたことによる。
この場を借りて、ご冥福をお祈りしたい。