MISIAの『THE TOUR OF MISIA DISCOTHEQUE ASIA』のファイナルラウンド、in 大阪 の初日言うなれば"セミファイナル"行ってきました。
事前からセンターステージという情報に期待とワクワクは膨らむばかりで、2階ゲートをくぐって真っ先にスタンド席から観たステージは中央に赤い和傘らしきものと住職、黒服の男、"これは何だ!!"と思わせる光景でした。その後に、アリーナ席で観たところ、野天傘を立てその下で和尚らしき人物が茶を点てて観客をもてなすという茶会が開かれたステージは一種異様で、これから始まるステージでのパフォーマンスに何らかの意味があるんだろうかといろいろ思いを巡らしたりしました。結局、その演出、直接な繋がりや意味は分からなかったのですが、勝手に開演前の"静"、開演後の”動”を表現してるのかななんて解釈をして自己を満たしたのでした。
開演前のSEはDJ TA-SHIによる80's満載でこれを聴いただけでもうかなり心身ともにアップされた感じでしたが、開演時間が20分を過ぎても始まらない、どうした"MISIA"、ジリジリと焦らしてくる演出なのか、そう思いかけた時"そのとき時"はやってきました。天井を突き抜けるような鋭利なサウンド、激しく華麗に舞うダンス、そんな中、センターよりMISIAが舞い上がりました。その瞬間から観客全てはMISIAのマジックに。
1曲目からダンサー達の即興ダンス教室にいきなりのMAXボルテージ。老若男女、相乱れての乱舞 乱舞 乱舞 ホールは一瞬にして巨大ディスコと化し、このままラストまでいくと"どうなっちゃうのオレ"状態でした。
照明、火、巨大風船、レーザー光線、テープとこれまでのステージにも使われたスタンダードなアイテムを駆使し、いつもの曲、いつものDJコーナー、新旧、スローテンポ、アップテンポとバランスよく構成された楽曲、いつもながらに圧巻のダンサー達のダンス、時に重厚で時に突き抜けるような美しくMISIAを包むバックバンド、全てが素晴らしく完成されたステージングでした。
大阪2daysでは、大阪をイメージしたスペシャルな曲が挟まれていたようで、本ステージでは、名曲『キスして 抱きしめて』。彼のことを想えば想うほど苦しく切なくなる女の子の気持ちを歌った曲ですが、男の自分でさえもMISIAの歌声にキュンとなるほどでした。
そして、ラストの『少しずつ大切に』では2本のスポットライトに照らされたMISIA、金色の衣を纏ったような姿にエンジェルを見ました。ギターと歌というアコースティックゆえに際立つ両者の音の魔法は、観客の呼吸さえも消しさり、清音の中、天使の声は無数の粒子となってホールに充満し、ここはもうシャングリラ。
この時が永遠に続くような魔法は”MISIA”と叫んだ瞬間に消え去り、現実へと引き戻されました。
MCにあったように、まさに"笑って泣いて歌って踊って"の2時間余りはどれほどの濃密な時間だったんでしょうか。音楽が人を世界を繋げられると言った言葉をしみじみ感じたのでした。
ライブに行った方はご存知のように今年は"星空のライブ"をやると公言したMISIA。今年の楽しみがひとつ増えました。
あっ、そうだ。
ちょっとだけ気になったのが、音響。そういうのはズブの素人なので、的を得ているのかどうか分かりませんが、高音での音の悪さがすごく気になりました。音響装置なのかセンターステージだからなのかは定かではありませんが、ちょっと気になったステージなのでした。