レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで | ライジング

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ライジング-レボリューショナリーロード


『レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで』


サム・メンデス監督の最新作は、男と女として、夫と妻として、父と母として、それぞれの思い、それぞれが描く夢や人生について考えさせられる深くて奥行きのある作品です。


人生って何だろう。運命って?

主人公の夫フランクと妻エイプリルは互いを愛し、尊重し、助け合い、理想のカップル。しかし、二人の心の奥に潜むレボリューションは、時の経過とともに"理想と現実”という壁になって立ちはだかってきます。この壁に立ち向かおうと、夢や希望という武器で戦いますが、その戦いには、時に"幸せ"という勝利をもたらすこともありますが、そのほとんどは破れ残酷な仕打ちをもたらします。

進むことの恐れ、戻ることへの迷い、いろんな葛藤とともに二人の人生や運命が大きく変わっていく様は何か言い知れない鈍色な感情がこみ上げてくるのです。


夫フランク役のレオナルド・ディカプリオ、妻エイプリル役のケイト・ウィンスレットは、タイタニック以来の競演となりましたが、すっかり大人になったランクアップした深みのある演技にすっかり魅了されました。

表情や所作から内面までも描き出す人間ドラマは、とてもハードだったと思いますが、2人の息の合ったあうんの演技には拍手です。

不動産屋ヘレン役にはオスカー女優のキャシー・ベイツで、奇しくもディカプリオ、ケイトとは2人と同じくタイタニック以来の競演で、脇役ながら物語のアクセントともいうべき重要な役どころです。

そして、今作でアカデミー助演男優にノミネートされている不動産屋ヘレンの息子ジョン役のマイケル・シャノン。精神を病んでいて一見滑稽な風体に見えますが、彼の言動はこの物語の別の意味で"核"ともいうべき最重要な役どころなように思うのですが、それを見事に演じきっています。


誰もが経験するであろう、あのときこうしていたらという思いにとても無常なものを感じます。人生の岐路に立って何を思い何を考え何を得、何を捨てるか、ほんとに深いく考えさせられます。