007 慰めの報酬 | ライジング

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ライジング-007


『007 慰めの報酬』

大ヒットした『カジノ・ロワイヤル』からの続編となった今作も派手なカーチェイスからスタートするアクション全開の痛快作品となっています。

(スマステの月イチゴローでもゴローちゃんが『WALL・E』や『K-20 怪人二十面相・伝』を抑えて1位にしたんですからおもしろくないわけない・・・かな)


とにかく映像からちょっと離脱するとたちまち置いていかれそうなスピード感と緊張感、なんとも小気味よいテンポで進む爽快感があって画面に釘付けになること間違いなしです。


悪の触手はどこまでものび、至るところに仕掛けられた罠、いったいいくら命が必要なんだろうと思うほど毎シーン生死をかけた闘いに一喜一憂します。

エコロジーを盾に表と裏の顔を持った悪人を辛辣に描いていますが、現実の世界にもこういったエコやライフ・ラインを食いモノにしている輩がいることに皮肉と警鐘を鳴らしているようにも思えます。


キャストではボンド役のダニエル・クレイグ、氷のように冷ややかで相変わらずの無茶ぶりですが、諜報員としてはこれまでのボンドの中で一番適役のような気がします。ただ、プレイ・ボーイって風貌じゃないところが少々残念ではありますが、正確無比で獲物を逃がさないオオカミのような姿を見せてくれる彼の演技は素晴らしいです。

ボンドの上司であるM役は毎度のジュディ・デンチ。ボンドとMのやりとりはある意味コントをやってるようで思わず苦笑させられます。わんぱく息子に手を焼きながらも、彼のことを誰よりも理解し心配しているお母さんのような彼女の演技はアカデミー女優としていぶし銀のいい味出てます。

今作のボンド・ガールとなったカミーユ役のオルガ・キュリレンコは もともとモデルをしていたそうで、2005年映画デビュー。日本でもそうですが、モデルから女優って結構多いですよね。今作では、ひょんなことからボンドと出会い自分の目的を達する為に共に闘うという女性を演じていますが、彼女のオリエンタルな魅力が存分に光っていたように思います。

それと、悪の枢軸として出てくるドミニク・グリーン役のマチュー・アマルリック。彼のワルぶりは表情といい、しぐさといいかなり良かったです。


いろいろと突っ込みどころを探せばうじゃじゃ出てきそうですが、アクション系の作品はそういう細かい部分は日本海溝のような深い心と太陽のような明るい気持ちで見ることにしましょう。