『ザ・ローリング・ストーンズ - シャイン・ア・ライト -』
ストーンズのファンもファンじゃない人も音楽を愛する者はきっと感動と興奮を手にするんじゃないかと思います。
これはストーンズのライブ映画として又ライブ・ドキュメント映画として最高傑作です(あっ、言い切っちゃった・)。監督マーティン・スコセッシとミック・ジャガーのしてやったりな顔が浮かんできそうな映像世界。
ライブのセットリストをくれと言うスコセッシ監督を煙に巻くようなミックとの駆け引きの中、心地よい"じらし"を入れての唯一無二「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」から始まるステージは1曲目からボルテージは最高潮!!。
敢えて小さな箱にこだわったスコセッシの思惑通り、凄まじいほどのカメラの中、目まぐるしく変わる画は観客目線であったりステージ上の目線であったり引きであったりアップであったりとにかく全方向から余すことなく彼らのステージングを捉えています。
ライブ・パフォーマンスの中に見えるバンドメンバーの息づかい、それぞれが見せるステージ上の素の顔も垣間見るこができます。
臨場感有る映像には違いないのですが、自分がライブ会場に居るようでいて、1本のドキュメント映画を観てるような不思議な感覚を持つ世界でした。
随所に挟む過去のインタビュー映像は、今の姿とのギャップにビックリしますが、これがまた初々しく、またこの作品のメリハリになっていてドキュメントらしさを演出していたように思います。バンドメンバーが全て還暦を越えている(イギリスでは還暦なんて言わないか・・・)とは到底思えない烈しさと躍動感有るステージにただただ圧巻です。
インタビュアーの
「60歳になってもバンドをやってますか?」
に
若い頃のミックはきっぱり
「もちろん」と!!
なんかこれ聞いただけでジ~ンとしたりするんですね。
ミックの前後左右に激しく動くパフォーマンスにスリムな体型と顔に刻まれた深い皺のギャップが魅力を累乗させているような気さえし、キース・リチャーズのジャック船長(パイレーツ・オブ・カリビアン)を思わせる姿に奔放なギタープレイ、チャリーワッツの物静かなドラム・ワーク、ロニーのやんちゃっぽいギタープレイと世界最強バンドであることは間違いないことを改めて知らしめてくれます。
それと、ゲスト陣も豪華で、ジャック・ホワイトとの絡みもクリスティーナ・アギレラとの絡みも素晴らしい。ジャック・ホワイトは知らなかったんですが、かなりポイント高いです。クリスティーナ・アギレラは日本でもメジャーで、実力は知ってる通りですね。
そして、圧巻はバディ・ガイでした。キース、ロニーとのギターセッションは見所のひとつで、彼の飛びぬけたボーカルに完全ノックアウトです(帰りにレンタル屋さんへ走りましたぁ)。
とにかく凄い2時間のストーンズのショーは大画面、大音響に限りますね。
TV「スマステ」のツキイチゴローで驚きの5位。これは映画じゃないという理由で5位はないような気が・・・・。今までの稲垣ゴローちゃんの映画の見方はとっても共感できるものがあったんですが、この結果にはちょっとガッカリです。
最後にもうひとつ、この作品で驚いたのが、観客の後ろから録ってる映像が度々出てくるんですが、そこに出てくる観客の手に携帯電話やデジカメが映り込んでいて写真や動画を当たり前のように録っていたことです。こういうの有りなんですね。ビックリしました。
