ちょっと風邪をひいたみたいで体調を崩してます。が、これだけは書きたかったのでガリガリ打ちます。
イージス艦「あたご」とマグロはえ縄漁船「清徳丸」との衝突事故。毎日のように暗いニュースばかりでうんざりするところですが、目を背けて知らんぷり、自分には関係ないが一番いけないと思います。国民の血税で組織された国の防衛を任せている人たちへの監視の目は誰よりも何よりも厳しくしないといけません。
昨日の朝日新聞の社説に掲載されていた、間違いを犯した組織が信頼を取り戻すための基本は、「何が起こったのかを正確につかみ、ただちに報告させて公表する」とありました。当たり前のことです。こんなこと子供でも分かります。
事故当日に「2分前に発見、1分前に回避行動を取った」と発表した内容が、一転「見張り員は12分前に清徳丸の灯火を確認していて、危険性はないと判断し責任者には報告しなかった。衝突する1分前まで自動操舵を続けていた」と発表。しかも別の漁船は衝突の30分も前にイージス艦「あたご」を確認しています。東京湾にはたくさんの漁船がいるのは当たり前で、逆に夜は監視を強化しないといけないんじゃないかと思うほどです。ちょうど当直の交代だったという情報やレーダーの履歴は無いとかの情報もありますが、何でこんな細切れな情報しか出ないんでしょうか。事実を言うのがこんなに難しく時間のかかることなんでしょうか。こうなると隠蔽してるんじゃないか、自分達の都合の良いように仕組もうとしてるんじゃないかと疑われても仕方ないです。
こういった隠蔽体質は、防衛庁だけにはじまったことではなくて、あらゆる利権に絡んだ国、地方の汚職、食品偽装、耐震偽装など当たり前に企業にも浸透しています。家庭や学校でも何か失敗すると言い訳したり、その場を取り繕ったりしますね。これはちょっとレベルは違いすぎますが、基本は同じです。こういうことは、何も日本だけじゃなく、他国も遠い昔からあったんだろうと思いますが、正すべきは正す、謝るべきは謝る、罰すべきは罰すをやっていかないと何にも好転しません。
自分も、偉そうなことをクタクタ書いてますが、仕事ができない新米の頃なんかは、失敗をするとまず”どう言い訳しようか”とか”どうごまかそうか”とか考えたもんです。でも、それをやって良かったことはないですよ。結局、見破られるか、その時は上手くいっても、どこかでリターンがくるものです。
それと、今回の事故で、もうひとつ有り得ないのは、事故発生から国家防衛のトップへの連絡の遅さです。石波防衛大臣には1時間30分後、福田総理大臣には2時間後。危機管理のずさんさ、脆さに呆れます。しかも、もっと由々しきことは、両大臣が部下のせいであるかのごとく第三者的に怒り口調だったことです。いつも思うのですが、この国の政府与党は、不祥事のオンパレードの社保庁なんかを一緒に攻めたてたり、自分らも同じ被害者のようなフリをしますが、これってまったくおかしいと思いませんか。社会保険庁は厚生労働省の外局で結局、政府の行政組織の1つです。もともとあんな腐った組織にした張本人は誰かは分かりませんが、「100年安心の年金」なんて吹聴して監査、監督を怠った政府の責任も重大だと思ってます。社保庁は解体して改革なんてことになってますが、これこそ国民へのごまかしではないでしょうか。
話が違う方向に飛んでいっていってしまいましたが、だいたい、世界最高峰の防衛機能を持っているという1400億円もかかるイージス艦に乗り組んでいる隊員はめちゃ優秀だと思ってました。日々、聞こえてくる情報を聞くと、耳を疑うような情報ばかりです。「亡国のイージス」というイージス艦が乗っ取られる映画がありましたが、この作品のような緻密な作戦行動しなくても、漁船も見逃し、衝突するようないい加減な防衛システムだったら、夜陰に乗じて小船で乗り移って奪取するなんて簡単にできそうです。実際には簡単じゃないんでしょうけど、ほんとにできてしまうんじゃないかと思わせる脆さを露呈しています。
先日、ドラマ「死ぬんじゃない ~宮本警部が遺したもの~」観た方も多いんじゃないかと思います。踏切で自殺を図ろうとした女性を救うために線路に飛び込んで亡くなった警察官のお話です。まさに体を張って命を投げ打って1つの命を救いました。自ら落とそうとした命を。電車が向かってくる恐怖を顧みず命を救いました。自分の命と引き換えに。6日間も頑張った末に天国へ逝かれました。
警察官がいるからとか自衛官がいるからといって、国の防衛にあぐらをかいて自己防衛を怠ってはいけませんが、でも、厳しい訓練をこなし、頼もしい姿で守ってくれてると思うからこそ安心して街を歩けます。安心して子供を遊ばせることができます。でも、悲しいかな、今の日本は、夜も気味悪くて歩きづらい、子供を遊びに外へやれない、不祥事の多い自衛官や警察官への不信感と治安は悪化の一途のような気がします。全ての国を家族を守る人が宮本警部のようなハートを持っていればどんなにいいだろうと思います。
こんな悲惨な事故は二度と起こさないで欲しいと願いつつ、20年前の「なだしお事故」から何も変わってない体質にただただ失望し憤るばかりです。
むちゃくちゃ長くなってしまいました。ここまで読んでくれた方に感謝です。
今日も 明日も 平和でありますように...