先月、浜崎あゆみさんが「左耳の聴覚を失った」という衝撃的な報道がありましたね。
音楽界では、過去にも、坂本龍一さんやDir en greyのボーカル"京"さんが突発性難聴にかかるなど、“職業病”と言われる向きもありますが、一般人も音楽好きが高じて発病する危険性をはらんでいます。
その要因としては、
自転車に乗りながらや、電車の中で、イヤホン
からこぼれるほどの音量で音楽を聴いている。
コンサートでスピーカーの前に長時間いる。
などです。
耳を密閉して長時間大音量にさらすと、通称“ロック難聴”と呼ばれる突発性難聴を発症することがあり、この時、耳の中の、音を神経に伝える有毛細胞を傷つける危険性が高いというのです。
しかも、怖いことに、この有毛細胞が傷ついてしまうと、有効な治療法がなく、聴力は取り戻せないということです。突発性内耳障害をはじめとする「突発性難聴」で治療を受ける人は、全国で推定約3万5000人(2001年時点)もいるそうです。
実は、この難聴に近い症状になったことがあります。もうかなり前の話になりますが、スターダスト☆レビューのライブに行ったときのことです。2000人規模のホールで、座席が、10列目くらいのちょうど右側のスピーカーの前あたりだったんです。その日は、いつもより音が大きいなぁって思いながら、3時間弱のライブを堪能して会場から出てくると、右耳がまだライブをしてるときみたいに”ボーッ”って感じで耳鳴りがしてるような状態でした。でも、「爆音の中から出てきたらこんなんかな。まぁ、しばらくしたら治るよねっ」って簡単に思ってやり過ごしてたんですが、1日経っても、2日経っても、トンネルの中に居るような聞こえにくい状態が続いたんです。その頃は、仕事も忙しく病院に行くっていう選択肢がなくって自然治癒を待っていました。が、それから1週間経っても治る気配がまったくなく、同じ症状が続いたので、いよいよ不安のピークになって、会社の先輩に相談すると、「そんなん放っておいたら治るよっ。俺なんて1ヶ月ぐらいそんなときあったから」って言うんです。そのときは、何も疑うことを知らない無垢な社員だったので、先輩の言葉に安堵し、言われるままに放置していました。で、結局、結論から言うと、自然治癒したのですが、3週間くらい症状は続いたのです。今、思うと、なんて無茶なことをって思います。
そんな中、読売新聞に朗報が!!
聴覚細胞を再生する世界初の治療を、京都大病院耳鼻咽喉科の伊藤壽一教授らのグループが始めたというのです。
治療法は、聴覚細胞が集まる内耳の蝸牛(かぎゅう)の膜に、細胞の成長にかかわるたんぱく質「IGF-1」を含ませたゼリー状のゲルを塗り、約2週間かけて吸収されると、傷ついた聴覚細胞の死滅を防ぎ、再生させるそうです。発症後1か月未満で、ステロイド治療で効果が出ていない20人程度に実施する予定で、従来のステロイドの大量投与に代わる、安全で効果が高い治療法として期待されるということです。
ひょっとするとあゆにも光が見えるかもしれませんね。