ついに出ましたなぁ。
ダブル翼膜のウィング。「出た」と言いましても発売されたわけじゃないと思うんですけどね。プロトタイプかな?記録のために作ったとか?
「ウィング」というスポーツを初めてネットで目にした時からちょっと疑問でした。「翼の下面、ええ加減過ぎない?」って。
ウィングって翼の上面しか翼型を形成してないじゃないですか。
一般論として、翼で上面か下面かどっちが大事かと言いますと、ものの本には「上面が大事」と明記されています。ですが、下面とて無視は出来ないんじゃないの?
大気中ではあるものの時速も(出る人は)それなりに出しますし翼弦も長いので、結構デカいレイノルズ数になると思うんだけどな。「思うんだけど」じゃなくて計算しろよ。
翼弦2 mで速度20 km/hだとレイノルズ数70万くらいですね。
速度35 km/hなら130万くらい。
ちょうど翼型の重要度が増してくるレイノルズ数ですよっ。
だとすると、下面の翼型も大事なんじゃね?こんな翼下面で乱流起きてるような形状で許されるの?ウィンドサーフィンのセイルでもレーシングセイルとかだと、スリーブを太くして翼下面に気を使ってますよ。ヨットのセイルだってスピード系なら翼膜一枚じゃないもんね。
と、ここまで書いてて気づきました。ウィンドサーフィンやヨットでも速度命のジャンルしか下面に気を使って無いですね。
重くなるし価格も上がるだろうし構造も煩雑になって、「レースで勝つ」って目的が無い限りデメリットのほうが多いんでしょうなぁ。フリーライド系なら速度より軽さですよね。
なるほどね、そういう目で先ほど計算したレイノルズ数を見たら、ちんたら飛んでる分にはそれほど翼型に気をつけなくても良い数値だけど、高速になってきたら翼型の重要度が増してくるちょうど間なんだわ。
ちゅーことで、新しいダブル翼膜ウィングが発売されても心を乱される必要は無さそうですよ。あ、レース出る人は乱されてください。
誰か風洞実験してくれよん。風洞実験シミュレーターとかでいいから。
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