初場所は花のロクイチ組の一人徳勝龍の素晴らしい幕尻優勝で終わりましたが、その一方で同じくロクイチ組の一人、私の大好きな力士が土俵を去ることを決めました。



荒鷲関。ほんとうにお疲れさまでした。

豪快な投げのある四つ相撲も、それとは対照的な、いかにもおとなしそうで品のある雰囲気も、控えめなウィスパーボイスで受け答えするインタビューも、はにかんだような笑顔も、全部大好きでした。


全休2場所目、リハビリ中とのことだったので、もう少し、続けていかれるのかなと、思って復帰を待ってはいたんですけど。

ちょうど2限が終わってニュースを見て知って、しばらく嘘であってほしいと願ったんですけど…………でも場所前から部屋のFB更新が止まっていたので、薄々、予感がしていなかったといえば、嘘になります。


さすがに数日経てば落ち着きましたが発表当日はしばらく涙が止まらず、今も引退会見の動画はちょっと、まだ見られる状態にないんですけど、写真を見る限りではすっきりした笑顔だったので……寂しいですが……本人が見定めた引き際であれば何も言うまい…………。


2017年と2018年は秋の京都巡業に行きましたがその両方で荒鷲は休場中。去年も元々は京都巡業に行くつもりでしたが、荒鷲の膝の状態を考えると少しでも早い方がいいと思って、夏の草津場所のチケットを取ったわけですが……人生最大の正解でしたね…………結果的にあの夏巡業が荒鷲最後の参加になりました。


そこで予想だにしなかった握手会開催で、そういう点では私も「推しは推せる時に推せ」ができたので心残りはありません。更にはサインまでいただいてしまうともう浮気できないですね。何枚も色紙入れてきていたんですが白紙のまま持って帰ることになりました。





好きポイント多すぎて全然語りきれないんですけど。とりあえず字が可愛い。





先にここをアピールするべきでした。上位にめっぽう強い。


初顔で白鵬に勝った力士は今のところ4人しかいません。そのうちの阿炎はその後も対戦がありますが、荒鷲の場合は1戦1勝で白鵬相手に勝ち越していることになります。

そのほか私の記憶が正しければ日馬富士に2戦1勝、鶴竜に3戦1勝。残念ながら負けてしまった稀勢の里戦(しかも捻挫して休場になった取組だったと思いますが……)も合わせて対横綱7戦3勝という凄まじい勝率。
金星それ自体よりも、初金星(鶴竜戦)のあとのインタビューがファンになったきっかけだったような気がします。


おへその下に塩を置く癖。


これはたしか29年夏場所の時の写真だと思いますが、よく残していたぞ私…………。
取組が終わった後もまだ塩が残っていたこともありました。
一度部屋の稽古見学にも行きましたが、稽古中も塩を置いていました。


鷲対決。


もう1回見たかったな………………。玉鷲が勝つことの方が多かったですけど、荒鷲いわく自分の方が入門が早いから名前は玉鷲の方が真似したとのこと。




ただしこういうこともあります。というか、テレビで間違えられたのはさすがにこの1回だけだと思いますが、スポーツ新聞ではしょっちゅう……。でもなんかもう今では全部懐かしい話。







まあでも。



最後になかなか良い写真が見られましたね(タダでは死なないタイプ)。






ありがとう荒鷲関。
大好きでした。これからも大好きです。





p.s.

記事の推敲を繰り返しているうちにロクイチ組がまた一人減ってしまいました……。性格を考えるとこちらもある程度予想できていましたが……なんて潔い引き際でしょう……豪栄道関、お疲れさまでした。