私は、離婚される際、親権だけは………と、

元旦那に、懇願した………。



元旦那は、条件を出してきた。



① 離婚しても名字は、戻さないこと。

② 子どもたちの校区があるので、自分の実家の

  近くに住むこと。

③ 再婚はしないこと(子どもたちの名字が変わる

  のを嫌がったため)

④ 慰謝料、養育費は払わない。

⑤ 子どもたちが成人するまで、そのままでいる

  こと。(名字も変えず、住所も自分と

  同じ市内に住むこと)

⑥ 子どもたちに、離婚の原因を話さないこと。

⑦ 自分の病気のことも子どもたちには言わない

  こと。



………………



私は、、無知だった………。


親権さえ持っていれば、また、子供たちと

暮らせる、と、思い込んでいた。



でも、蓋を開けてみれば、、、


離婚後、私のうつ病は、酷くなるばかりで、

自傷、OD、未遂の繰り返しで、

入退院ばかりを繰り返し、

実際には、子どもたちと、会うことさえ

できなかったのだった。



親権など、意味がなかったのだ………………。




当時の私は、荒れていて、元旦那に、、


「親権は、あげるから、条件を外してください。

私を解放して下さい。」


と、言ったこともあった。



しかし、(今となっては、元旦那は、頭の良い人間だと思うが………)それだけは、許さなかった。



そう!



私の実家の財産が目当てだったのだ!



元旦那の実家より、私の実家のほうが裕福。



今は、我慢していれば、いずれは、子供たちに、

私の実家の財産が譲られることを、元旦那は、

考えていたに違いない。

そして、子どもたちを育てている自分が

そのお金を、使えることも………………。



それは、今も同じ………。




息子も成人し、娘も、今年、20歳になる。


私は、元旦那に、名字を戻したい、

子どもたちの戸籍はあげるから、と話したが、

許されなかった。



そのままでいろ、と。



外されない鎖………………。



私は、一生、今の名字を、

名乗らないといけないのだ。



そう、死ぬまで………………。



そして、私が、死んだら、必然的に、

財産は子どもたちのものに。



そして、名字が、そのままなので、その時に、

恐らく元旦那は、財産ごと戸籍を移すのだろう。



恐ろしい男………………。




私は、親とは同じお墓には入れないのだ………。

名字が違うから………………。




どうしたらいいのだろう………。



私は、名字を戻して、親と同じお墓に入りたい。


子どもたちの名字も、戻したい。



しかし、元旦那は、言う。


「裁判したら、お前、負けるよ。」



確かに、そうだ…………。



今まで、育児もしてないし、無職、無収入。



障害手帳を持つ身………………。



勝てるはずない………………。



今まで、子どもたちのことを育てたのは、

元旦那であり、お義母さん………。



お義母さんは、84歳だが、元キャディーさんで、

体力めちゃめちゃある人で、まだまだ元気。

きっと、長生きされるだろう。



一方、ウチの母は、まだ、77歳だというのに、

箱入り娘で育ったお嬢様なので、体力はないし、

今も、胃がんの治療中………………。

いつ、どうなるか、分からない………。




勝てるはずない。




母と私が、逝ったら、財産は、子どもたちを通して、元旦那のものになる、という計算だ………………。




なんという男だ………。



私は、時々、恐ろしくなる。




私は、相変わらず、うつ病から、双極性障害になり、自傷や、未遂は、しなくなったものの、時々、

ODしたり、、、波が絶えない。




一生、この世にいる限り、この名字を、名乗り、

外されない鎖で、繋がれたまま、なのだ。




誰か、外してくれ!この鎖を!!




誰か、解放してくれ!!





私は、生きているようで、

笑顔の仮面を被って、一生を終えないと

いけないのか………………。

そんなの、生きていない!




子どもたちの成長も見ること無く、

共に旅行すら行ったこともなく、

今まで、誕生日すら、祝ってあげられなかった。


ここ最近だ、ようやく、誕生日を、

共に過ごせるようになってきたのは。



でも、その頃にはもう、息子には彼女が居て、

誕生日は、ママより、彼女と………

の年齢になってしまった。



娘も、いつの間にか、社会人になって、

バスで一人で通勤できるようになり、

お迎えも必要なくなった。




私の、出番はなくなった、という訳だ。




元旦那………………

自分には、女がいるくせに………………

自分には、子どもたちがいるくせに………………



その上、私たち家族の財産まで狙っている………





男は………



怖い………………。





もう、誰も信用しない………………。




 


HARU