はい!こんにちは!

 

 

先日のブログで

オカザえもんピンバッチ

のことを書いたら

 

某市役所関係の方が

持ってきてくださって

 

大喜びをした

リーガルシューズ岡崎店

の尾崎です・

 

 

ほんとうにありがたい限りです。

大切にします。

 

このピンバッチはなにやらネットで

3000円位の値段がついている

らしいです。

 

そういうネットで何でも転売

というのもどうかなあと思うけど

それについては

また別の機会に書きます。

 

 

さて、昨日の続き

 

「目に見えるものが真実とは限らない。
何が本当で何が嘘か。
ベートーベンは本当に耳が聞こえなかったのか。
オズワルドはケネディを殺したのか。
アポロは月へ行ったのか。
コンフィデンスマンの世界へようこそ。」

👉https://eiga.com/movie/89944/

 

 

でしたね。

 

昨日は足を計測する靴屋

の話でした。

 

本当にそれで

ピッタリの靴を売ることが

できるのか?

 

 

それには昔

リーガルの本社にいらっしゃった

足と靴を研究して50年になる

 

靴科学研究所の

ちょっと死神博士に似た

所長の言葉

 

が今でも残っています。

 

夕日が差し込む千住の

古ぼけた靴工場の一角にある

研究&展示施設で

 

 

当時20代の私に

 

「オーダー靴は15箇所くらい足を測って

ベテランの職人が作り出してから

3回位仮縫いのような工程を経て作るが

それでも完成した靴が

足に合うかどうかは

履いてみないとわからない」

 

「そもそも最初から

足に合っている靴を作ろうなんて

無理だよ。」

 

 

いやあなたがそれを言いますか~?

と思ったけど黙っていました。

 

じゃあなぜ

足を店頭で測るか。

 

長さと幅(足囲)を測るか。

 

 

はっきり言います。

 

文句言ってくる靴屋もいそうだけど。

 

その方がプロっぽく見えるので

売りやすくなるからです。

 

足を測ったところで

靴のデータなんて靴屋にはないですよ。

 

そのようなものは

どの靴メーカーも門外不出の秘密データ

です。

 

 

ちなみに当店にも靴の計測器があります。

それは私が作りました。

 

正確には

リーガル本社社員時代に

新潟県三条市の

計測機器メーカーに依頼して

作成してもらいました。

 

リーガル側の担当者が私でした。

 

何回か新潟に交渉に行って

完成したものを見て

 

さすが世界を相手に

計測器具を作るだけあって

いいものを作るなあ

と感心したものです。

 

この器具は

足の長さと幅を計測するには

完璧な器具なんです。

 

 

でもそれと靴とは違います。

 

 

リーガルの専門店全店へ

この器具を導入しましたが

現場ではほとんど使われませんでした。

 

私はリーガルの工場にも何回か行って

その都度アドバイスももらって

 

その上で計測のプロ集団に

お願いして作ってもらったので

自信がありました。

 

測るには完璧に近いし

当時150万とも言われた

PCによる計測器具よりも

遥かに安く作ることもできたのですが

 

ほとんどのリーガルの店長の反応は

 

「測ったからと言って何?

その後どうやって

お客様の足に合う靴を提案するの?」

 

というものでした。

 

 

 

リーガルの店長達は知っていたのです。

 

靴のサイズ合わせは

数値じゃないということを。

 

靴のサイズは

お客様との会話の中から

最適なものを探るものだ

ということを。

 

 

 

そろそろ結論にいきます。

 

良い靴屋は器具には頼りません。

 

自分の指とお客様の会話から

最適な靴を探り出します。

 

たとえ足を測る靴屋さんであっても

良い靴屋さんなら

そこから何十分でも靴を履かせて

話をして聞き出します。

 

測った結果は

あくまでも参考程度です。

 

それをできない靴屋さんは

プロっぽく見せることで

あなたを騙すコンフィデンスマン

かもしれません。

 

ご用心くださいね。