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Moonlight Book ~ことばと写真・心象風景~

心に沈んでいる佇む思いを、月の光はそっと照らして掬ってくれる。本当の自分を照らす光。ことばと写真で綴る記録。

新年 あけましておめでとうございます

みなさまにとって 幸せな一年となりますように

 

朝、5時30分起床。

お雑煮の下ごしらえをしてから、雨戸を開ける。静かな朝。

ハンドドリップでコーヒーを淹れ、香りを楽しみながらひと時を過ごす。旅行中のホテルで朝を過ごしたとき”ととのえる時間”は、こころの静けさにとても良かったから。

今年は、朝に「ゆっくりコーヒーを飲む」をひとつの目標にしようと思っている。

 

 

さて、突然にやってきた「夫婦ふたりだけの年越し・正月」

19歳の長男は昨年、夫に見切りをつけて家を出た。学生寮に入り、年末は帰省しないと連絡があった。夜はおいしそうなお寿司とエビフライの写真を送ってくれて、ゆったり過ごせていい!とのこと。

17歳の次男は「今年はオールをするんだ!」とワクワクしてお出かけをしている。

夫婦ふたりなんて、どうしようって最初思ったけれど、わたしは夫の言動に左右されず、わたしらしくお正月を過ごすんだ。

 

さて、新春。

 

「あけましておめでとう」って鏡に向かって自分にあいさつをして、カメラを持ってひとり外に出た。

正月にしては暖かいが、それでも早朝のひんやりとした冬の匂い、スッとした冷たさが身体を通り抜けると、気持ちがあらたまり、ピリッと背筋が伸びる。

上を見上げると冬の空は澄んでていて、色彩は鮮やかだった。

子どもとたくさん遊んだ公園のいちばん早く咲く梅の木は、暖冬で花をつけ始めている。

 

 

 

気持ちよく、颯爽と歩く元旦の朝。

まず、わたしが「畑のおじいさん」と呼んでいる方の素敵な畑に向かった。たびたび撮らせていただいているこの畑は、住宅街の真ん中にありながら、おじいさんが大変丁寧に育てている美しい風景がある。

どうしても畑の中を撮らせていただきたく声をかけて、時々おじゃましている。

野菜だけでなく、季節の花がいつも咲き、手作りの案山子やビニールハウスや、採れたニンニクが小屋にたくさんぶら下がり、大きな睡蓮鉢にはメダカが住んでいる。

久しぶりに訪れた朝の畑には菜の花がもう咲いていて、たくさんの水仙が咲き始めていた。

 

 

それから、家から一番近い神社へ向かった。小高い丘は貝塚であり縄文時代から人が住んでいたという遺跡公園。ぽつぽつと初詣に来る人とすれ違いながら、お参りをして、高台のベンチに座った。桜、ひのき、銀杏、メタセコイヤ、楡、つばき、いろいろな樹木はとても大きく、葉を落とした枝が天へ天へと伸びている。

わたしは家から持ってきたお気に入りの紅茶を飲みながら、町を眺めた。

犬の散歩をする人、ひとりで大きな木の下で読書をする女性、大きな木とたくさんのフカフカの落ち葉が敷き詰められた高台は心地いい。自然と人が調和している幸せ時間を感じながら、しばらく過ごした。

 

 

普段見慣れている風景も、元旦の静かな朝のやわらかい斜めの光の中で「澄み切って」いる。

ザリガニ釣りをした小さな小川も澄み切っており、冴え冴えとした冷たさをたたえ、水の中の色々な落ち葉がとても美しいと思った。

 

 

 

そして、わたしの心の中もとても澄んでいることに気が付いて、うれしかった。

さわやかに気分は上々。わたしの元旦、いい始まり。