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私が見た映画たち

映画は好きだが、時間もお金もない私。

それでもめげずに見てきた映画たち。

ホメたりけなしたりと忙しい…

本ブログがキッカケでここに載った映画たちのいずれかに興味を持っていただければ、幸いに思います。

ディック・ハーパーはIT開発企業グローバダイン社に勤務する優秀な社員。愛する妻ジェーンと息子ビルとともに幸せな毎日を送っていた。マイホームも手に入れ、部長への昇進も決定して、まさに絵に描いたような順風満帆な人生だった。ところが事態は急変、CEOのマカリスターが自社株を売り払い自分だけ大儲けする一方、会社は倒産、社員全員失業という事態に陥ってしまうのだった。すべてを失い、再就職もままならず思いあまったディックは、ジェーンの制止を振り切り、コンビニ強盗を決行するのだが…


最初は強盗を止めようとしたジェーンが、マイホームを失うと知り、ディック以上に強盗らしく?振る舞い、強盗成功。

やはり、極限状態になると女の方が強い。

一度やってしまえば、二度も三度も同じこと。二人は次から次へと強盗を働き、失ったものを取り返していく。

が、これで最後と決めていざ銀行強盗を実行しようとした矢先に、別の銀行強盗が。しかも、それはかつての同僚夫妻。

元社員たちが生活苦から次から次へと犯罪に手を染めているのを知り、更には、自分が告訴されそうになっていると知ったディックはマカリスターへの復讐を決意する。

頭脳プレーで暴力も流血もない痛快な復讐を遂げる。


上司が嫌いな人にはおススメの映画かも。こんな鮮やかな復讐ができたら気分爽快かも。


ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
ディック&ジェーン

若き青年実業家のミンスは本当の愛を知らないプレイボーイ。ある日彼は、事故の検査のために車で病院に行く途中で女性に水をかけてしまう。彼女の名はヘウォン。さっそく口説きモードに入ったミンスだが、目的地の病院でヘウォンはさっさと降りてしまう。落胆するミンスだったが、ヘウォンが置き忘れた携帯電話を手掛かりに彼女を探し始める。やがて病院でヘウォンと再会するミンス。彼女は病院の入院患者で、そのお茶目な魅力で病院中の人気者だった。そんなヘウォンに、ミンスは本気モードになっていくが…


いわゆる「韓流ラブストーリー」というものを見たのはこれが初めてである。「冬のソナタ」も見たことがない。ストーリー自体はよくあるパターンで涙腺が多少は刺激されるが、特に目新しいところはない。どうも、いわゆる"純愛映画"というものが乱発され、薄利多売のような印象を持ってしまう。

「スカーレット・レター」のようなドロドロ愛憎劇の方に韓国映画の真骨頂を感じてしまう。

ラストに流れている歌は良かった。映画の内容よりこっちの方が泣けた。


それにしても…

韓国の人間というのは普通にしゃべっているときでも、ああいう怒っているような口調でしゃべっているのか?


ポニーキャニオン
連理の枝

ダニー・ローマンは、シカゴ警察東地区で抜群の腕を持つ人質事件の交渉人。だが年金にからむ汚職と殺人の濡れ衣を着せられたローマンは、内務捜査局のオフィスに乗り込んだ挙句、捜査局員を人質に篭城。ローマンは、西地区の凄腕交渉人クリス・セイビアンを交渉人として指名し、仲間を殺し、自分を陥れた真犯人を探し出せと要求する。


IQ180の凄腕交渉人を敵に回すものではない。しかも、こちらの手の内はすべて知られているときたもんだ。

なまじっかの凶悪犯を相手にするより遥かに厄介だ。

警官の仲間同士の繋がりなんてこの程度のものかとガッカリさせられた。

凄腕の交渉人である彼に対する妬みもあったのかもしれないが。


「死ぬなんて甘いんだよ」

そう、死ぬなんて甘いのだ。仲間を殺し、秘密を知っていると思われる仲間に殺人と汚職の濡れ衣を着せた罪は生きて償え。

かつての仲間たちからの軽蔑と憎悪の中で。ローマンがそうされたように。


ローマンはまた仲間だった連中を信じる気になれるだろうか?

私だったら信じる気にも一緒に仕事をする気にもなれないだろう。


あの未亡人はバカだね。

浅はかさで友達を失った。


ワーナー・ホーム・ビデオ
交渉人 特別版

重度の心臓病に冒されているグレース、助かる道は心臓移植しかなかった。一方、動物行動学者のエリザベスは交通事故に遭い脳死状態となり、彼女の心臓は臓器提供者を待つ名も知らぬ患者のもとへ運ばれていった。夫ボブはただ悲しみに暮れるばかりだった。それから1年、心臓移植を受けたグレースはすっかり元気になり祖父の経営するレストランを手伝っていた。ある日、そのレストランにたまたまやって来たボブは、グレースに不思議な親わしさを感じる。やがて二人は恋に落ちた。だが、ふとしたことから二人は衝撃の事実を知ってしまう…


妻を突然、失ってから、もう恋に落ちることなどないと思っていたのに、戸惑いながらも新しい恋に落ちていくボブ。

一方、心臓病で人生の大半を病床で過ごし、心臓移植によって新しい人生を与えられ、思いがけなく理想の人と出会い、戸惑いながらもボブに惹かれていくグレース。

だが、二人が知った事実はそう簡単に受け入れられることではなかった。

それでも、もう二人は互いになくてはならない存在になってしまっていた。

何百万分の一かの確率で出会ってしまった二人。

いや…もしかしたら、彼女の心臓が二人を引き合わせたのかもしれない。

突然に妻を失って悲しみに暮れる夫を心配した彼女が新しい恋をもたらしたのかも。


周りにいる人間も暖かかった。グレースの祖父、祖父の友人たち、友達。

ハラハラしながらも二人を優しく見守っている。

優しい映画だったと思う。

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
この胸のときめき

時はビクトリア朝時代、とある小さな村で青年ビクターは顔も知らない相手ビクトリアとの結婚を間近に控えていた。

親同士の思惑により決められた政略結婚であった。が、初めて会ったビクトリアに惹かれ結婚を決意する。

結婚式のリハーサルが執り行われるのだが、緊張から失敗を重ねてしまうビクター。

彼は森の中で地面から突き出ている人の指のような棒きれを発見する。彼は本番の練習のつもりでその棒に結婚指輪をはめ、誓いの言葉を述べるのだった。ところがそれは本物の人骨で、突然地面から花嫁衣装を着た女性の死体が現われた。彼女はこの世に未練を残し亡くなった花嫁、"コープスブライド"(死体の花嫁)で、ビクターの言葉を真に受けて、死者の世界から舞い戻ってきてしまったのだった。そして恐れおののくビクターを強引に死者の世界へと連れ去ってしまうのだったが…


生者の世界はモノクロで、死者の世界はカラフルで表現されている。

そして、何だか死人の方が"いきいきしている"のである。

生者の世界みたいにつまらぬしがらみから解放されているせいか、楽しそうなのだ。

こんなんだったら私も死者の世界のほうがいい。

が、悪いことをすると罰せられるのは死者の世界も同じようだ。

生前、ビクターの飼犬だったホネイヌのスキップがカワイイ、ホネまでカワイイわ恋の矢

それにしても、コープスブライドはたくましい。目ン玉を落としても骨を置き忘れてもメゲない。

骨接ぎはいらないようだな。

ビクトリアも気のいい娘なのだが、コープスブライドの方が生き生きしていて、いい女だ。


それにしても

あの性格悪の親たちから、どうしてあんな気立てのいい息子や娘が誕生したのだろう?

ナゾだ…

ワーナー・ホーム・ビデオ
ティム・バートンのコープスブライド 特別版

呪われた海賊バルボッサとの壮絶な闘いを終え、再びブラックパール号の船長となったジャック・スパロウ。しかし彼は、海賊なら誰もが恐れる幽霊船フライング・ダッチマン号の船長デイヴィ・ジョーンズにもうじき魂を奪われようとしていた。13年前にブラックパール号を手に入れるためジョーンズと“血の契約”を交わしており、その契約の刻限が迫っていた。ジャックはその事態を打開するべく、命運を握るある鍵の行方を追い始める。一方、結婚式を挙げようとしていた鍛冶屋の青年ウィルと総督の娘エリザベスは、ジャックを逃がした罪で投獄される。やがて、2人は再びジャックに会わなければならない宿命となり、それぞれ彼のもとへ向かうのだが…


ジョニー・デップという人は役柄によって全く違う。外見も中身も。

役の数だけ彼の顔はあるような気がする。


デイビィ・ジョーンズは文字通り"タコ親父"であった。


ジャック・スパロウはお世辞にも善人とは言えない。こすっからくてずる賢い。

にも関わらず皆、彼を好きなのだ。船員もウィルもエリザベスも。

彼にはどこか憎めないところがある。いい人ではないが愛すべきキャラなのだ。

前回、船員の反乱にあってブラックパール号を奪われたときも、今回、ハメられたときも、恨むでもなく裏切り裏切られるのでさえ海賊の宿命と割り切って、それからどうするのかを考えるのを愉しんでさえいるような気がした。

すごく気になるところで終了しており、イヤでも続きを見たくなる。

何部作構成というのは興行成績を上げるのにはいいと思うが、待たされる観客の方はつらい罪作りなやり方だと思う。

その点においては「ミッション・インポッシブル」のシリーズのように一話で完結するものは罪作りでなくていい。


それにしても…

君たちは"首長"は誰でも何でもいいのかぁ?


ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト スペシャル・エディション

超一流のスパイとして活躍したIMFのエージェント、イーサン・ハント。現在は一線から退き、教官として優秀なスパイの育成に務めていた。私生活でもフィアンセの看護士ジュリアとの結婚を控え、充実の日々を送っていた。そんなある日、イーサンのもとに、教え子である女性エージェント、リンジーが国際的な闇ブローカー、オーウェン・デイヴィアンの組織に拘束されて、救出を依頼される。さっそくメンバーと共に救出へ向かったのだが…


アメリカ→ベルリン→バチカン→中国へと舞台を移しながら物語が展開する。

いかに優秀なエージェントでも内部に裏切り者がいたのではどうしようもない。

裏切り者は誰か?"ラビットフット"とは何か?

この映画の中に"アメリカの正義"というのを見たような気がした。

自分たちで国を破壊しておいて自分たちで立て直す。自分たちに都合がいいように。


やはり…

極限状態になると男より女の方がコワイ


個人的にはジョン・ウーが監督したM:i-2が一番好きである。


パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
M:i-3 ミッション:インポッシブル3 スペシャル・コレクターズ・エディション

櫻井雅彦は長崎で過ごした少年時代、母・喜代子に買ってもらったバイオリンの練習に明け暮れる。自分を犠牲にしてまでも雅彦にバイオリンを続けさせた母は、やがて東京の有名な先生のもとに通わせるため、雅彦を鎌倉にある自分の妹・節子の家に住まわせることにする。こうして母と離れレッスンに励む雅彦は、母とは対照的に奔放な性格の叔母・節子に戸惑いながらも、彼女の息子・春人や近所に住む木下徳恵と仲良くなり楽しい少年時代を送る。十数年後、大学生になった雅彦は、バイオリンに挫折し、仲間とバンド活動をしたり、バイトに明け暮れていた…


正直言って映画化としては失敗作の部類に入ると感じた。

映像化したものと原作は別物とは言え、原作での設定がかなり変えられていて違和感を感じた。

「解夏」が「愛し君へ」というタイトルでドラマ化されたときくらいに変えられていた。

前半は雅彦の子供時代、大学生になってからのエピソードが散文的に散りばめられている感じで退屈だった(ここも原作とはかなり違っていた)

何より違和感を感じたのは叔母の節子と雅彦の関係であった。

この原作自体にはあまり劇的なエピソードはなかったので、映像化のためにはやむをえなかったのかもしれないが…

ラストの精霊流しのシーンは圧巻だった。

喪主は紋付袴でぶら提灯を下げ、男衆が遺影を前に掲げた精霊船をかつぎ(かなりの重量)女衆が粛々と進み、黒紋付の丸山の芸者衆が粋を添える。厳粛かつ華やかで雄雄しい。

だが、それだけに精霊船から手を離し、海に流すときは寂しさもひとしおなのだろう。


さだまさしは書く毎にうまくなってきているような気がする。

第三作目の「眉山」が映画化が決定しており、2007年春に公開予定なので、楽しみ半分、不安半分で待っている。


東北新社
精霊流し

幼なじみのコニーとカーラはスターを夢みながらも、空港のラウンジにあるカフェテリアで、歌など聴いてない客を相手に歌うだけ冴えない毎日を送っていた。そんなある日、2人は殺人現場を目撃してしまい、ギャングに追われるハメに。命からがら2人がやって来たのはロサンゼルス。身を隠すためにゲイになりすましてドラッグクイーンになる。するとこれが意外なほど評判を呼び、2人のステージは連日の満員となり瞬く間に街の人気スターとなったのたが…


意外に面白かった。

主演の二人が次第に本当のドラッグクイーンに見えてきてしまったから不思議。

ドラッグクイーン向きの顔なのかもしれない。

コニーに好きな男ができるのだが、相手は自分をゲイだと思っている、かと言って本当の事(実は女)を話せば見つかって殺されるかもしれない。

相手の男を私が好きなデビッド・ドゥカブニーが演じていたので、こっちまで切なくなった。


ポニーキャニオン
コニー & カーラ

名門・東応大学で法律を学ぶエリート大学生、夜神月(やがみ らいと)。司法試験にも合格し、将来は警察庁入りを目指している彼ではあったが、法による正義に限界を感じ、激しい無力感に襲われていた。そんな時、彼は『DEATH NOTE』と書かれた一冊のノートを拾う。そこには、“このノートに名前を書かれた人間は死ぬ”の一文が。一笑に付した月だったが、ためしに報道で目にした誘拐殺人犯の名前を書き込んでみる。翌日の新聞にはその男の獄中死が報じられていた。デスノートの力を知った月は、自らの手で法の手を逃れている犯罪者たちを裁くことを決意するのだった。やがて連続する犯罪者の不審死が事件として表面化し、ついにインターポールが警察庁に送り込んだ天才“L”が事件解決に乗り出す。


前半部分は法の手を逃れてのうのうとしている悪人どもが次々と死んでいき、見ていて清々した。

が、後半、月が自分の保身のために罪を犯したわけでもない追及する者たちを殺し、自分を慕ってくれている者をも犠牲にしたのは許しがたいと思った。

この時点で初めは正義を遂行しようという思いから殺していった犯罪者たちと同じレベルに成り下がってしまったのだと思った。胸糞が悪くなった。

月の前に立ちはだかるもう一人の天才、"L"、彼は正義のためにこの事件に関わったのではないと思う。彼は手ごたえある相手と勝負をしたかっただけなのだと思う。

他の者たちは見事に騙されたが、"L"だけは騙されなかった。彼だけは月が厳重監視下でどうやって"殺した"のかを見抜いていた。

それにしても…"L"はすごい甘党だ、あれだけ食べてよく太らないし、虫歯にもならないなと思ってしまった。いかに甘い物好きの私でも「もう、エエわ~」と思った。

"L"役の松山ケンイチはしばらくの間、スィーツの化け物に追いかけられる夢でも見てたかもしれない。


バップ
DEATH NOTE デスノート