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私が見た映画たち

映画は好きだが、時間もお金もない私。

それでもめげずに見てきた映画たち。

ホメたりけなしたりと忙しい…

本ブログがキッカケでここに載った映画たちのいずれかに興味を持っていただければ、幸いに思います。

謎の依頼主から招待を受け、横浜へとやって来た小五郎とコナンたち一行。しかし男の罠にはまり、蘭や少年探偵団たちを人質に取られてしまう。タイムリミットは12時間。それまでに依頼の事件を解決できなければ、蘭たちに取り付けられた爆弾が爆発するというのだった…


本作は10作品目であるということでオールスターキャスト揃い踏みといったところだ。

まず、依頼された事件がわからない。依頼人はそれすら伏せている。何の事件なのかということから調べなければならない。更には依頼人から謎めいた2,3の手がかりが提供されるだけだ。

おまけに"怪盗キッド"までが何者かに命を狙われている。一体、どういう関係があるのか?

のみならず、小五郎やコナン、更には服部の大切な人たちに爆弾が取り付けられ、事件の真相を突き止めなければ蘭たちは爆破させられてしまう。もっとも当人たちは全く知らずにノンキなものだったが…

すべてはケチで杜撰な犯罪が始まりだった。

それにしても、少年探偵団、今回はかなりコナンたちの足をひっぱていたと思う。


「名探偵コナン」シリーズはアニメとは言え、大人が見ても十分に堪えうるものだと思う。

私にとってシリーズ最高傑作は故・野沢尚さんが脚本を書いた「名探偵コナン ベイカー街の亡霊」。

成長してこれから未来を担う子供たちに大切なことを語りかけていたと思う。

ビーヴィジョン
劇場版DVD 名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌【通常盤】

23歳のアンは、母親の家の裏庭にあるトレーラーハウスで失業中の夫と幼い2人の娘と暮らし、時間に追われる忙しい毎日を送っていた。だがある日、彼女は突然腹痛に襲われて病院に運ばれる。そして検査の結果、卵巣ガンに冒されて、すでに転移していてもう手遅れであること、余命2ヵ月と宣告を受ける。アンはこのことを誰にも打ち明けず、ノートに死ぬまでにしたいことを書き出していった。それはちょうど10項目になった。そしてその日から、彼女はその秘密のリストを一つずつ実行していくのだった…


いわゆるお涙頂戴ものではない。

無論、後2ヵ月で死ぬと言われ、涙も流せば動揺もするが、彼女はそれを自分の中に留める。

「新しいママを見つける」新しいママ云々は子どもたちや夫の問題であり、彼らが決めることではないかと思った。

そのくせ、死後何年か分のメッセージを残しているところに矛盾を感じた。

「夫以外の人と付き合ってみる」夫がしょうもない男だったらどうも思わないだろうが、夫はいい人で彼女を心から愛しているので私は彼を気の毒だと思った。彼女は最初に付き合った今の夫と子どもができたので17歳で結婚した。複数の男性と比較対象して選ぶということができなかった。彼女には青春というものがなかったし、"考える"時間もなかったのだ。だが、もうすぐ死ぬとわかっているのに新たな人間関係を築くというのは理解し難いと感じた。いたずらに悲しみを増やすだけではないかと思ったから。

松竹
死ぬまでにしたい10のこと

死神リュークが落とした“デスノート”を拾い、野放しになっている凶悪犯を次々と粛清していく天才大学生、夜神月(やがみ らいと)。巷では犯罪者の連続不審死を救世主“キラ”の出現と噂し始める。一方、一連の“キラ事件”を捜査するためインターポールから送り込まれたもう一人の天才Lがキラを追いつめていく。やがて月は、“キラ逮捕に協力する”と称して、自ら捜査本部に乗り込んでいく。そんな中、リュークとは別の死神レムのデスノートが舞い降りる。それを、キラを崇拝するアイドル、弥海砂(あまね みさ)が手に入れ、自ら第二のキラとなり最初のキラと接触すべく行動を開始する…


デスノートのおさらい

・このノートに名前を書かれた人間は死ぬ

・本名ならびに対象の顔を記憶している必要がある、故に誤って同姓同名の者が死ぬ心配はなし

・死因を特定しなければ心臓麻痺

・名前の後に人間界単位で40秒以内に死因を書くとその通りに死ぬ

・死因を書くとさらに6分40秒、詳しい死の状況を記載

・一度、書いたら変更はできない

・デスノートの所有権を手放すとデスノートの記憶は消える、但し、再びノートに触れると記憶は戻る

・デスノートの所有権は所有者が手放すか、死亡したときに消滅

・デスノートに触れた者は死神の姿が見える

・"死神の目"を手に入れると相手の顔を見ただけで、名前と寿命がわかる。代償は残りの寿命の半分


私は原作を知らないので予備知識は映画の前編だけだった。

自分の家族を殺した憎い犯人を殺してくれたキラに感謝し、崇拝する弥海砂。尽きるはずだった彼女の寿命は彼女を慕う死神の手で伸ばされてしまった。運命を捻じ曲げた死神は罰を受けて砂になってしまった。彼女のもとにデスノートを残して。彼女はキラに会いたいがために犯罪者でもない人の命まで奪ってしまった。デスノートを手にし、その使い道を知った瞬間の海砂の残酷な笑みにはゾッとした。彼女もまた、最初のキラ=夜神月と同じ、独りよがりの大量殺人者になってしまった。月は「犯罪のない理想の社会を築き上げる」と言っていたが、月自身も保身のために犯罪者でもない人間を殺してしまったただの犯罪者に堕してしまった。人ある限り犯罪はなくならないと思う。本当にこの世から犯罪をなくしたいのなら、全人類に死んでもらうしかないだろうと思う。だが、人ある限り正義もなくならない、月の父、夜神総一郎や死を覚悟してまで彼に従ってきた特捜班のメンバーのように。デスノートを自分のエゴのために使ってしまった者は皆、破滅していった。私はLを冷徹で情に溺れない立っている場所が違うだけで月と同じ種類の人間だと思っていた。だが、最後の最後にすべての後始末を終えた夜神総一郎に対し「父を知らない僕にとっては、あなたは立派な父親だと思いました」と語るLに初めて人間らしさを見たような気がした。

すべては総一郎の胸の中にしまわれた。

チェスの盤からキングは去った。多くの駒も…


デスノートを使った者は天国にも地獄にも行けない、"無"だけだ…


バップ
DEATH NOTE デスノート the Last name

西暦2011年、人類は新種のウィルスにより99%が死滅、科学者トレバー・グッドチャイルドが開発したワクチンのおかげでなんとかぎりぎりのところで全滅を免れた。生き残った500万人は汚染された外界から隔てられた都市ブレーニャで安全かつ平和な生活を送るようになる。しかし西暦2415年、トレバーの子孫と科学者で構成された政府は秩序維持の名の下に圧政を敷いていた。そんな政府に強い疑いを抱く反政府組織“モニカン”は、最強女戦士イーオン・フラックスに議長暗殺を命じ、政府の中枢である要塞へと送り込むのだった…


ワクチンによって人類は絶滅から救われたように見えたが実は…絶滅から免れた代償は決して安くはなかったらしい。

この映画はシャーリーズ・セロンに尽きると言っても過言でないと思う。

彼女にオスカーをもたらした「モンスター」では体重を10Kg増やし、フェイクの歯をつけ美貌を醜くしたが、ちゃんとナイスバディに戻ったのは流石。

非の打ち所のない身体というのはまさに彼女の身体のことだと思う。もともとはバレリーナ志望だったという。

バレエで鍛えたパーフェクトな身体を見せ付けられて、同じ人間でありながらどうしてこうも違うのかと嘆いていた。


記憶というのはどこに保持されているものだのだろう?

脳ではないのか?細胞なのか?


ジェネオン エンタテインメント
イーオン・フラックス スタンダード・エディション

 29年前、謎のサイレンの音と共に一夜にして全島民が消失するという未曾有の怪事件が起きた夜美島(やみじま)。事件は未解決のまま、いつしか闇に葬り去られた。すっかり平穏を取り戻した現在の夜美島に、病弱な弟の転地療養のためフリーライターの父と共に引っ越してきた天本由貴。弟の担当医・南田豊の案内で島を巡る由貴たちに粘り着くような視線を送る島の人々。引っ越しを手伝ってくれた隣家の里美は、帰りぎわに“サイレンが鳴ったら外に出てはならない”と不可解な警告を由貴に残していく。しかしそれは、由貴が直面する数々の謎と恐怖のはじまりにすぎなかった…


国内外で大ヒットとなった同名のゲームソフトを映画化したものだという。が、私はこのゲームを知らない。

従って予備知識ゼロの状態で見た。

「すごく怖い」という評判だったが、どこが怖いのかと思った。ホラーとしては中途半端だと感じた。

結局、最後まで29年前に前島民が消失した謎はあいまいなままだった。

死んだのなら死体はどうなったのか?


レントラックジャパン
サイレン FORBIDDEN SIREN~BEGINNING~

イタリア・ベニス。天才的な知性を持つ窃盗のプロ、チャーリーは、最新型金庫に厳重保管されている50億円相当の金塊を強奪する計画を立て、その道のプロフェッショナルたちを集める。だが、仲間の一人スティーヴの裏切りで、金塊のみならずチャーリーが父のように慕っていたジョンの命まで奪われてしまった。1年後、ロサンゼルス。チャーリーたちは、ジョンの娘で錠前屋のステラを金庫破り担当として新たな仲間に加え、スティーヴから金塊を盗む計画をたてるが…


この作品のオリジナルは知らない。

堅気であるステラが父の仇を討つためとはいえ、盗みに加担する決意をするまでが早すぎるような気がした。

最後は予想どおりの結末であったが、二人が心を通わせていった過程があまり描かれていなかったと感じた。

が、この映画のテーマは華麗なる盗みにあるようだからいいのだろう。

最初のプランは予想外のアクシデントが次々と発生し、断念を余儀なくされてしまう。

最初のプランの断念でチャーリーたちは窮地に陥ったかのように見えたが、ピンチすら利用して新しいプランを作り上げてしまうところがさすが盗みの天才。

この映画の中ではミニクーパが活躍するのだが、ミニクーパというと可愛らしいイメージがあった。

が、チャーリーたちは華麗なハンドルさばきでミニクーパを疾走させて、外見は可愛らしいが辛口のデキる奴という感じになっていた。

普段できないことをやるということはとても楽しくてスリリングなものだと思った。

ステラが地下鉄でミニクーパを走らせながら「ヒャッホー!」と言ったのがわかるような気がした。


"汚い仕事”はその道のプロの方にお任せすればいいのね。復讐の結末としては痛快でしょう。


ポニーキャニオン
ミニミニ大作戦

1876年、ニューヨーク。そこは盛大な舞踏会の会場。英国貴族レオポルドは本日の主役にも拘わらず浮かぬ表情。というのも、彼は今日花嫁を決めなければならないのだが、本当に愛する女性にめぐり逢っていないのだ。そんな彼は会場で怪しげな男を目にし、逃げ出したその男を追ってやって来たブルックリン・ブリッジから男とともに奈落の底へ……。そして現代のニューヨーク。広告会社で働くケイトはバリバリのキャリアウーマン。過去の苦い経験からいまや男を諦め仕事一筋。そんなケイトの前に突然、クラシックな服を着て完壁な王立英語を話す不思議な男が現われた……


礼儀正しく品があり、完璧な貴族英語を話し、博学。レオポルドはまさに夢の男なのである。

大抵の女性はノックアウトされてしまいます。

とても「X-MEN」に出てくるムサい男と同一人物とは思えなかった…

私もドップリと夢にひたっておりました。

物語の冒頭のころはカサカサに乾いた女という感じだったケイトも初めは何かクラシックな変な男と思っていたのが、彼の礼儀正しさ、気品、彼女をレディーとして扱うレオポルドに魅かれていく。

そして、彼が現代のニューヨークに迷い込んだのにもケイトと出会ったのにもちゃんと理由があったのだ。すべては運命の基に周到に計算されていたのだった。

この映画が公開された頃、モメるカップルが続出したと聞いたことがある。

「レオポルドのようになってよ」

そりゃ、アナタ…自分のカレシにああいう男性のようになってくれと要求するのはちょっと酷なのでは…


ピネット
ニューヨークの恋人 特別編
近未来のイギリス。独裁者アダム・サトラー議長が支配するファシズム国家となっていた。テレビ局で働くイヴィーはある日、外出禁止時間に表を歩いていたところを運悪く秘密警察に見つかってしまう。そんな絶体絶命の危機を、彼女は“V”と名乗る謎の仮面の男に救われる。しかし男は、1605年に国王の圧政に反発し国家転覆を図り失敗に終わったガイ・フォークスにならって、たった一人でサトラー政府に反旗を翻す狡猾非情なテロリストだった。最初は彼の過激な行動に反感を抱いていたイヴィーだが、やがて彼と行動を共にするようになる…

この映画は決して絵空事などではなく、どこの国にでも起こり得ることなのだと思う。

国民が政府に対し疑問を抱かなくなったらこうなるのだと思う。国のオーナーは国民なのだ。オーナーは雇った経営者(首相なり大統領)がきちんと国を運営しているか監視する義務がある。大統領や首相、政治家なんてものは所詮、国民の下僕である。下僕がいばりくさるのはおかしい。

“V”(ヴィー)の国家転覆の動機は決して正義感とか国民を圧政から解放しようという理想主義的なものではない。

復讐なのだと思う。

この映画の中で“V”(ヴィー)は最後まで素顔を見せず、仮面のままだった。

だが、表情のないはずの仮面に影の具合によって時に非情に、そして、悲しみ、笑みが見て取れるような気がした。

表情を出すことができない分、声や動きといったようなもので雰囲気を出さねばならないから演ずる者には大変だっただろうと思う。


ワーナー・ホーム・ビデオ
Vフォー・ヴェンデッタ 特別版

愛する夫を突然の事故で亡くし深い悲しみに暮れる航空機設計士のカイル。彼女は夫の遺体を引き取り、6歳の娘ジュリアと共に最新型のジャンボジェット機で帰国の途上にあった。ところが、飛行中の機内でジュリアが忽然と姿を消してしまう。しかし乗客はおろか乗務員の誰一人としてジュリアを見た者はいなかった。さらには搭乗記録すらも存在しなかったことが判明する。それでも必死にジュリアの行方を捜すカイルに対し、乗務員がFAXで送られてきた情報を伝える。それによると、ジュリアは夫と一緒に亡くなっていたのだった。すべては精神的ショックが原因の妄想だったのか? しかしカイルはあるものを見つけ妄想ではないことを確信、娘を取り戻すため決然と立ち上がるのだった。


一見、偶然のように見えるがすべては計算の上に行われていたことだった。

彼らの計画はすべてうまくいっていた。ただ一つ、母性というものを甘く見ていたことが唯一の失敗だった。

この映画の主人公は当初、男性だったという。が、これは女性であり母でなければ成り立たなかったであろう。

母親というものにとっては、子供を守るという目的の前には法律も善悪も有罪も無罪もへったくれもない。そして、他人の権利や命でさえも犠牲にすることを厭わない。捨て身の母性がそうさせるのだ。娘を取り戻すこと=自分の無実を証明することでもあるからだ。

だからと言って、あれだけの混乱を作り出す必要があったのだろうか?本当に無関係な人間には気の毒だった。

世は母性を美しいものだという風潮があるが、母性というものはかなりエゴイスティックなものとも言える。

すべてを知ったカイルが共犯者にパンチを食らわせるところは「おお、いいパンチだ」

しかし、運行妨害に器物破壊、暴行障害等々…どうなるんだ?


そもそも、いくら空いているからって娘を後ろの座席で寝かせなければこんなことにはならなかったと思うが。


ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
フライトプラン

アンカーマンを目指す地方局のひょうきんレポーター、ブルース・ノーラン。ある日、彼に出世の布石となる生レポートの仕事が舞い込んでくる。だが本番直前、ライバルが次期アンカーマンに決定したことを聞いたブルースは、ショックのあまり滅茶苦茶なレポートをしたため局をクビに。さらには恋人グレースの慰めも聞かず、天に向かって文句を吐く始末。そんなある時、彼のポケベルに謎の電話番号から呼び出しが掛かる。指定の場所へ行ってみると、なんと待っていたのは神様本人。神様は“不満があるなら君がやれ”と、一週間限定でブルースに自分の力を授けるのだった…


モーガン・フリーマン扮する神様が厳粛かつユーモア溢れる神様なのである。

でも、神様って性別あったっけ?


神は別に答えを教えていないわけではない。答えは常に示されていて、それを掴むかそうでないかはその人次第なのであろう。確かに神の力はすごいものであるが、それを以てしてもできないことはあるのだ。それは、人の心は操れないということ。他人を変えるというのは誰にもできないということなのであろう。でも、自分を変えることはできる。そして、自分が変われば他人も変わるのだ。


神様なんぞになるもんじゃないな…ブルースのように力を授けてやろうと言われても「遠慮します」と答えるだろう。

ポニーキャニオン
ブルース・オールマイティ ミラクル・エディション