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私が見た映画たち

映画は好きだが、時間もお金もない私。

それでもめげずに見てきた映画たち。

ホメたりけなしたりと忙しい…

本ブログがキッカケでここに載った映画たちのいずれかに興味を持っていただければ、幸いに思います。

将来を嘱望されている女性作家・春名礼子。恋愛小説の執筆に取り掛かった彼女だったが、スランプに陥り体調も崩してしまう。心配した担当編集者・木島の勧めで、東京郊外の緑に囲まれた洋館に引っ越してきた彼女は、ある日、向かいの建物に何かを運び込む男の姿を目撃する。男は吉岡誠という大学教授で、その建物は大学の研修所だった。やがて礼子は、そこにミイラ化した1000年前の女性が極秘に保管されていることを知る。そして、吉岡からそのミイラを2,3日預かってほしいと頼まれるのだったが…


意味深な材料は散りばめられているが、何だかすべてがバラバラなのである。

体調を崩した礼子が泥を吐くのと泥の中から発見されたミイラと何か関係あるのか?

引越し先の家に現れる黒いワンピースの女は何者?

ミイラより安達祐美扮する幽霊の方がずっとコワい。

首を絞められても生き返り、土に埋められても生き返る。いやはや…すごいスタミナ…

このスタミナでがんばれば、もっと幸せな人生がおくれたのではないかと思ってしまった。

ラストのオチはこの手の映画の常道でしょうね。

それにしても、あのミイラは何だったの?何のためにこの映画に存在してたの?


ジェネオン エンタテインメント
LOFT ロフト デラックス版

マイアミ警察の特捜課(バイス)で働く刑事コンビ、ソニー・クロケットとリカルド・タブス。彼らは潜入捜査官として犯罪組織の中に深く潜り込む危険な任務に挑み続けていた。そんなある日、FBIなど合衆国司法機関が行なっていた合同捜査の極秘情報がドラッグ密輸コネクションに漏洩してしまう。合同捜査に従事していた関係者全員の命が危険に晒される中、合同捜査と関係のないクロケットとタブスのコンビに情報の漏洩ルートを突き止める重要な任務が託される。そこで2人は南米の危険地帯に乗り込み、北米のドラッグ・ディーラーになりすますと、さっそく犯罪組織への接触を開始するのだったが、ソニーが組織の女イザベラと惹かれあってしまう…


深く静かに潜入せよ。


この映画の監督の言葉だったか、「潜入捜査官こそ最高の役者だ」と。

「役者はセリフを間違えても死なないが、潜入捜査官はセリフを間違えれば死が待ってる」


TVの人気シリーズだったというが、あいにく私は見ていない。だから、予備知識なし。

捜査の極秘情報を漏らしたのが誰かを探るべく、潜入捜査を開始する二人。

FBIのあのロシア系捜査官は虫が好かなかった。テメェのヘマのせいで潜入捜査させられてんのに何様のつもりなんだか?

出世したい病ミエミエ

コン・リーを久しぶりに見たが、あんなに顔平坦だったっけ?

結局、肝心の内通者は誰かはよくわからずじまいのまま。

大物は簡単には捕まらない。情報が漏れていたせいだろう。所詮はトカゲの尻尾切り。


ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
マイアミ・バイス

海辺の街に暮らす16歳の少女、雨音薫。彼女は太陽の光にあたれないXP(色素性乾皮症)という病気のため、昼間眠り、夜になると活動する不自由な毎日を送っていた。それでも家族や親友に支えられ、そして何よりも大好きな歌を歌うことで、日々を明るく生きていた。そんな彼女の密かな楽しみが、毎朝サーフボードを抱えて海へと向かう少年を部屋の窓から眺めること。彼は18歳の高校生、藤代孝治。ある夜、いつものように公園で弾き語りライブをしていた薫は、目の前を通り過ぎる孝治に気づく。衝動的に彼を追いかけた薫は、勢い余ってそのまま愛の告白をしてしまうが…


主演のYUIは不思議な魅力を持っているように感じた。

歌のうまいヘタは私にはわからない。が、人を惹きつけるものを持った声だと思った。

孝治が薫を好きになる過程、全体的に駆け足だという感じだった。

TV版の沢尻エリカは彼女に比べると完成されすぎているように感じた(本職だから仕方ないか)

こちらの方は孝治役の塚本高史も初々しいという印象だった。


ジェネオン エンタテインメント
タイヨウのうた スタンダード・エディション

銀行での爆弾騒動の現場に偶然居合わせた4人の男女。なぜか他人の嘘を確実に見破ってしまう男・成瀬、どこまでも正確な時を刻む体内時計を持つ女・雪子、生まれついてのスリの天才・久遠、ヘ理屈を駆使する演説の達人・響野。風変わりな才能を持った彼らは、成り行きから爆弾事件を阻止したことで、図らずも4人が組めば自分たちの特異な才能が活かせることに気づく。かくして4人は銀行強盗チームを結成、抜群のコンビネーションで次々と成功を収めていくのだったが…


原作の知識なしで見た。

こんな強盗がいたら人気者になることウケアイ。自分の金が盗まれるワケでもないから腹も立たないし。

黒幕は役不足だったと思う。黒幕だったら、もっと狡猾でないとね~

佐藤浩市、大沢たかおはイイ役者だと思う。松田翔太も将来楽しみ。兄の龍平とは違ったタイプの役者になるだろう。

雪子は体内時計よりも運転技術の方がスゴいと思った。


ジェネオン エンタテインメント
陽気なギャングが地球を回す プレミアム・エディション

ルーヴル美術館で館長のジャック・ソニエールが殺害される事件が起こる。遺体は奇妙な体勢で横たわり、周囲には不可解な暗号らしきものが記されていた。フランス司法警察のファーシュ警部は、講演のためパリに滞在していたハーバード大学教授ロバート・ラングドンに協力を依頼、事件現場に呼び出す。宗教象徴学の権威であるラングドンはさっそく暗号の解読を始めるが、この時警部はソニエールと会う約束をしていたラングドンを疑っていた。そこへ、暗号解読官ソフィー・ヌヴーが現われる。ラングドンが無実で、事件解決には彼の力が不可欠だと確信する彼女は、直後、ラングトンと一緒に逃亡した…


日本人の大半には馴染みの薄い、かつ苦手な宗教ネタ。

キリスト教をあまり知らない者(私を含めて)にとっては登場人物たちの大半の行動は理解できないだろうと思う。

「何をそんな大仰な…」

純粋なミステリーとして楽しみたかったが、いかんせん宗教色が強すぎたように思える。150分はキツかった。

ラングトンを追跡する警部役のジャン・レノの影が薄かったような気がした。悪人でもなければ善人でもない、キャラが中途半端だった。

この続編がトム・ハンクス続投で制作されるらしいがどうなることやら?


ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
ダ・ヴィンチ・コード デラックス・コレクターズ・エディション ミニクリプテックス付き
カメラマンの誠人はかつての恋人、静流が死んだという噂を耳にした。だが、時を同じくして彼女からの手紙が彼のもとに届く。消印はニューヨークで、自分の個展に招待する旨の内容だった。静流との出会いは3年前の大学時代にさかのぼる。静流はプロカメラマンを目指す誠人の影響で写真を撮り始めたが、ある時“プロのカメラマンになるまで待ってる”と言い残して彼の前から姿を消した。誠人は未だ忘れることの出来ない静流を探すため、彼女が同封してきた写真に映っている風景だけを頼りに真冬のニューヨークへ旅立つ。

2006年に公開の映画「ただ、君を愛してる」の関連で見てみた。

「ただ、君を愛してる」が正統派の恋愛映画であったのに対し、こちらは何だか得体の知れない感じだった。

負の感情がドロドロと渦巻いていたようだった。

ニューヨークに着いても未だ会えぬ静流に対し、あれこれ疑心暗鬼になる誠人。

静流には何の非もなかった。ただ、夢を掴みかけただけだった。

監督はかなり凝った演出をしたようだけど、あまり意味をなしていなかったように思える。

むしろ、邪魔に感じた。

優れた監督なのかもしれないが、恋愛映画向きの監督ではないと感じた。

撮った作品が「ケイゾク」「トリック」だというのが頷けた。


松竹
恋愛寫眞 - Collage of Our Life -

ケニアのナイロビ。ガーデニングが趣味の穏やかな英国外務省一等書記官ジャスティン。人権活動家の妻テッサは精力的に救援活動を展開している。ジャスティンは妻の行動を心配しながらも、干渉はしなかった。そんなある日、テッサは何者かに殺され、無残な姿で発見された。警察はテッサと行動を共にしていた医師アーノルドに容疑をかけるが、ジャスティンは、警察の見解に納得できず、独自に調査を開始する。やがて事件には製薬会社と国家の癒着が絡んでいたことを知ったジャスティンだが、そんな彼にも身の危険が迫っていた…


「地の果てで、やっと君に帰る」


どちらかと言えば事なかれ主義だったジャスティンが妻の死の真相を探るうちに、アフリカの貧しい人々を食い物にして儲けている製薬会社と国家の癒着の実態を知り、友人が加担していたことを知り、アフリカの過酷な現実を知り、そして、妻が自分に注いでいた深い愛を知る。

妻の死の真相を探る旅であると同時に妻を知る旅でもあった。

ジャスティンはなぜテッサが自分に何も言わなかったのか、自分だけが蚊帳の外に置かれていたような疎外感を感じていた。

生前から身辺を脅かされていたテッサはジャスティンを巻き込むまい、守るために何も言わなかった。

重要な証拠を手に入れるために夫の友人と身体の取引までしようとしていたテッサの行動には共感できないところもあったが、彼女は夫だけは守りたかった。

テッサの自分への深い愛を知ったジャスティンは脅されても暴行を受けても追求することを止めなかった。

「僕にはもう"家"はない。テッサが僕の家だった」

テッサが一人でやっていたことを、テッサの死後、ジャスティンとテッサの二人で"旅"を続けてきた。

"旅"の終わりに「君のところに帰るよ」ジャスティンは帰るべき場所に帰っていった。

他の道を選ぶことだってできたのに、彼は敢えてこの道を選らんだ。

そして、妻の死を、自分がしてきたことを決して無駄にはしなかった。


日活
ナイロビの蜂



1959年、ニューヨーク。かつてはブロードウェイで栄光を極めたものの今やすっかり落ち目のプロデューサー、マックス。そんな彼のもとにやって来たのは、異常に神経質な小心者の会計士レオ。さっそく帳簿の整理を始めた彼は、ショウが失敗したほうが儲かるという不思議なカラクリを発見する。それを聞いたマックスは、大コケ確実のミュージカルを製作し資金を丸ごといただいてしまおうとレオに協力を持ちかける。かくしてレオとマックスは史上最低のミュージカルを作るべく、史上最低の脚本、史上最低の演出、そして、ヘボ役者を揃える。これだけやれば大コケ間違いなしのはずだったが…


ミュージカル映画というのは普通の映画より大変だと思った。

従来の演技に加え、歌って踊らねばならないからだ。

悪どい手段で大金をせしめようとしたことへの神様の粋な罰か?

客に愛想を尽かされるように思いっきりお下劣なミュージカルを作ったはいいが、どこをどう間違ったのか気の利いたアイロニーと解釈されてしまった。

女優志望の英語が怪しいちょっとアブなげなスウェーデン人ウーラの役をユマ・サーマンが嬉々として演じていたように見えた。

傑作が作れないと悩んでいる人はいっそのこと、とことん最低の作品を作ってみるというのはどうだろう?

最高にしろ最低にしろ物事は徹底してやるべきなのだ。


ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
プロデューサーズ コレクターズ・エディション

実話を基に、悪魔に取り憑かれてこの世を去った少女の数奇な運命を辿っていくオカルト・ホラー。


ある日、神父ムーアが悪魔に呪われたという19歳の女子大生エミリー・ローズに悪魔祓いを施した末、死に至らしめたとして過失致死罪で起訴された。彼の弁護には、野心的な女性弁護士エリンがあたることに。エミリーは精神病で、薬の服用をやめさせたことが原因だと主張する検事側に対し、エリンはムーアの真摯な主張をもとに悪魔の存在を証明していく――。ある深夜3時、大学寮で寝ていたエミリーは焦げ臭いにおいで目を覚ました途端、原因不明の痙攣や幻覚に見舞われる。以来、症状が悪化し、病院でも改善が見られない彼女は自宅で療養する。やがて、自分の中に何かが取り憑いていると確信したエミリーは、ムーアに全てを託す。だが、彼の懸命な悪魔祓いも空しく、エミリーは無惨な姿で命を落としてしまう…


公開時の宣伝であるシーンが「悪魔のイナバウアー」と話題になった。


この映画は一応、ホラー映画という位置づけにはなっているが、私はそうは見なかった。

異例の法廷物と解釈した。

一人の若い女性の無残な死。だが、彼女は周囲の人間の何らかの悪意の結果として死んだのではなかった。

この法廷が普通でなかったのは、被告人が神父という聖職者であるということ、それと、裁かれようとしているのが、「悪魔祓い」という行為であることだ。

更にはエミリーを苦しめ続けてきた"悪魔"というものが存在するのか否か?ということが焦点となっている。

"憑き物"と呼ばれる現象は世界中にあり、医学的治療が全く役に立たない事例も数多くある。そして、”悪魔祓い"を専門的に行う人間を養成する学校が存在するのも事実である。

判決としてはスッキリしなかったが、法廷ではあれが限度だったのだろう。

神父がエミリーを救えなかったのは確かに過失であった。だが、神父も周囲の人々も最後の最後までエミリーを救おうと必死で努力を続けたのも事実だ。

この事件の後、多くの人々が人間の力で捉えきれないもの、"悪魔"とも呼ばれるものの存在を感じるようになったのも確かだ。


ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
エミリー・ローズ (UMD Video)

大学入学式の日、誠人(まこと)は幼い容姿の個性的な女の子、静流(しずる)と出会う。人と接することが苦手で大学生活になかなかなじめない誠人だったが、静流とは自然と打ち解けることができた。写真が唯一の趣味の誠人といつも一緒にいたい一心で自分もカメラを手に取る静流。そして2人でキャンパス裏の森へ写真撮影に出かける日々が続く。しかし、誠人はクラスの人気者、みゆきに片想い。子どもっぽい静流のことは決して恋愛の対象とし見てくれない。 そんな中、卒業を待たずに静流は姿を消してしまう…


一言で表現すると、"瑞々しい"映画だった。


原作を読んでから、見ました。

やはり、2時間弱という時間の中では描ききれない部分もあったようです。


誠人は他人の気持ちに恐ろしく鈍感な男で、それが悲しいすれ違いを生むことになる。

内気でどこか垢抜けない青年を玉木宏さんが好演していたと感じました。

そして、静流、これは宮崎あおいのために存在した役と言っても過言ではないと思った。

野暮ったさを出すだけならそこそこ実力のある女優ならできると思う。だが、静流役には”幼さ"も必要だった。

成長していない子供のような容姿と雰囲気、でも、思考は年頃の女性。そして、恋をして歳月を経て"成長した"静流も無理なく表現されていた。


物語は冒頭、誠人が静流からのN.Yで個展をやるという手紙をもらって、N.Yの地に降り立つところから始まる。

回想という形で静流との日々を描いていく。

待ち合わせの場所に現れたのが静流ではなく、みゆきだったことに驚く誠人。静流とはルームメイトとして一緒に暮らしていて、急な仕事で出かけてしまった彼女に代わって迎えに来たと。静流の不在を詫びるみゆき。だが、「ごめんなさい」という言葉には何重もの重い意味がこめられていた。みゆきは静流との入念な打ち合わせのもと、芝居をしていたのだ。だが、その芝居は思いもがけない出来事が原因で彼女たちの予想よりも早く破綻してしまった。すべてを知った誠人に対し、悲しみを隠す必要がなくなったみゆき。悲しみの中にもう嘘をつく必要がなくなった安らぎを感じた。

2年という歳月を経て、"静流"と向き合う誠人。だが、変身した静流が彼に語りかけることはもうなかった。彼女は流れ行く時の中で瞬間を切り取られ凍結されたのだ。二人で過ごした日々も…

誠人と静流のユートピアのような日々はもう戻らないけど、その日々も写真の中に凍結されたのだと思った。


エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
ただ、君を愛してる スタンダード・エディション