後悔の日々(後編) | 一時保護のラビリンス:闘う母の話。

一時保護のラビリンス:闘う母の話。

「じゃあ、こんなウチ出ていってやるよ!」と、言った我が子。
それ以来、我が子は法の名の下に保護されています。
このブログは、そんな過酷な試練を乗り切って、虐待防止に取り組む家族の話です。

< 後悔の日々(前編)の続きです >


私:「すみません。
子供が家出をしたので、捜索をお願いしたいのですが。」


警察官A:「いついなくなったの?お名前は?何年生?どこの学校?服装は?
あと、あなたのお名前、住所、電話番号教えて。」


私:「えっと今日の午後1時半ぐらいです。
山田たろう。○○小学校の小学3年生です。
緑のフリースに青のズボン。青い運動靴。
私は、母親です。山田ままりんです。
住所は、〇〇町123。
電話番号は123−456−789です。
今日の昼に親子喧嘩して、子供が怒って家出して。
公園とか、いつも行く場所を色々と探していたんですが、全然いなくて。」


警察官A:「ちょっと本庁に確認するね。待ってて。」
と、お巡りさんが、電話連絡。

警察官A:「あーそうですか。はいはい。」
と、お巡りさんは本庁との電話を切った。
この話ぶりだと、交番で保護されたのか???と思った。

 

私:「え?!お巡りさん。見つかりましたか?」

警察官A:「あのね。
今からあなたの携帯に先方から電話はいるから。
ここにいて。」


??? 
なんで、警察官が話さないの?
なんで、対応しないの??


数分後、電話が来た。

未知の人:「山田たろう君のお母さんですか?
私、児童相談所の○○です。
たろうくんはこちらで預かります。
また、明日連絡しますので、お待ちください。」


サーっと血の気が引いた。
保護してくれたのに、返してくれないの???
虐待だと、思われてるのか??

気が動転して、電話をくれた未知の人の苗字さえ、聞き取れなかった私。

交番の警察官は無言だったんだけど、
「お母さん、やっちゃったのね?」と言いたげな、冷たい顔つき。
「見つかって良かったね。」とかの、フォローの言葉も一切なかった。

 

そりゃ、虐待した母だと思われてる。
親子喧嘩。それって、虐待なのか???!!!

それ以来、我が子は家に帰ってきません。



<<< 続く >>>
 

 


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(おことわり)
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*自分の親としての反省の意味もあって、このブログを書きます。

*名前や場所等、特定されることを避けるため、漠然な表現で書くこともあります。
その点、ご了承ください。

*また、このブログの内容に対するクレーム、批判はご遠慮お願いします。
家族で最善の結果が出るよう、現在対応しております。

*もし、経験談(面接対策や一時保護解除後のアドバイス)、応援コメントなど、ポジティブなリアクションはお願いします。
心が折れそうですが、なんとか日々頑張っています。