物語はまだまだ前半 | ster conduct story 外伝 ルナ編

ster conduct story 外伝 ルナ編

バトスピを使ったオリジナルストーリー

ルナと藍は藍の家まで歩いて向かった。
本屋から藍の家まではかなりの距離だった。
車なら10分くらいのところだろうが、歩きでは30分以上かかった。
藍の家についたのはちょうど12時、二人ともお腹はペコペコだ。
「あぁ~、つかれたぁ・・・」
「何が疲れたよ、たったの30分歩いただけじゃない。」
「普段車しか使わないからな、歩きってこんなに疲れんのか。」
「そんなもんよ。」
「俺って幸せ者なのかもなぁww」
「今更何言ってんのよ。ほら、料理するわよ。」
「おうおう、やるやる。」
キッチンに移動した二人は、手を洗い、レシピに書いてあった食材を取り出した。
「なぁ藍。」
「なに?肉じゃが食べたいんでしょ?早く作るわよ。」
「これなんだ?」
「え?じゃがいも。」
「じゃあこれは?」
「にんじん。」
「わかんねぇもんだらけだ。」
「これが玉ねぎでしょ、あとこれが・・・」
結局すべての食材を説明した。
「これ全部食べれるのか?」
「生じゃ食べれないものもあるけど、それを調理して、食べれるものにするのよ。」
「なるほどなぁ。」
「本当に世間知らずなのね。」
「仕方ないだろ、で、俺はなにをすればいいんだ?」
「じゃあじゃがいもとにんじんの皮を剥いて、ピーラー使って。」
「皮を剥く。ピーラー?」
「もう・・・これよ。」
「おう、ありがと。」
「気を付けてね、自分の皮も剥けちゃうから。」
「お、おう。」
・・・
きっと藍だけで作ったら30分ぐらいでできただろう。
ルナは手伝いっていうより足手まといだった。
1時間ぐらいかかってしまった。
「やっとできたわね。」
「料理って難しいなぁ・・・」
「初めてなんだもん、仕方ないわ。」
「そうだよな。ちょっとは慣れてきたし。」
「そうね。料理中になにかイベントがあると思ったんだけど・・・。」
「なんか言ったかぁ?」
「なんにもないわ。冷めないうちに食べましょう。」
「そうだな。いただきます。」
「いただきます。」
・・・
「うまかったぁ。」
「今回はうまくいったわね。」
「藍はすげぇな。俺一人じゃ絶対できなかったよ。」
「そうね、私は今日のルナを見て一人にできなくなったわ。」
「どういうことだ?」
「変にとらえないで、一人にしたら大変になるって思っただけよ。」
「そ、そうかww」
「まぁいいわ。また私の部屋に来る?」
「いいのか?」
「もういいわよ。一回来てるんだし。」
「じゃあ遠慮なく。」
「その前に片付け。」
「あ、はい。」
二人は手分けをして片付けを始めた。
「俺手伝えてた?」
「まぁ初めてにしてはよくやった方なんじゃないかしら。」
「そっか。」
ルナはちょっとうれしくなり、顔を赤く染めた。

 片付けも終わり、藍の部屋へ。
「さて、部屋に来たのはいいけど、なにするんだ?」
「ルナこの前この部屋で見た夢、まだ覚えてる?」
「お、おう。昨日も似たような夢見たけど。」
「そう、実は私も同じ夢を見たのよ。」
「そうなのか?お前もじゃあバトスピばっかり考えてるんだな。」
「そういうことじゃないの!!私の夢では、ルナが向こうの世界の大人に負けて、カードを奪われるの!!
私心配なの、本当にルナが戦って負けたら、私どうしたらいいかわからない。」
「そっか・・・俺は負けねぇよ。」
「そんなのわかんないじゃない。ルナは絶対じゃない。ルナがどんだけ自信を持ったって、相手が強ければ、
ルナの運が悪ければ負けることだってあるのよ。」
「それでも俺は負けない。俺はそんな最低な人間になんか負けねぇよ。」
「負けたことがないからそんなこと言えるのよ!!」
「そうかもな・・・でも俺は負けるわけにはいけねぇんだよ。
奪われたカードを取り返すためにも、自分のカードを守るためにも、藍を守るためにも。」
「え?」
「藍は俺の負けるところを見たんだろ?ってことは藍もその世界にいるってことだろ。
そうなったら俺が負けたら、藍が戦うことになる。俺はそうならないためにも、勝たなきゃいけないんだ。」
「ルナ・・・」
「少なくともお前が逃げれるよう時間稼ぎはするさ、だからそうなったら逃げろよ。」
「う、うん・・・」
「じゃあバトスピすっかww」
「え?でもバトルフィールドはルナの家まで行かなきゃ・・・」
「別にバトルフィールドでなんて言ってないだろ。このテーブルで、普通にやろうぜ。」
「たまにはいいかもね、やりましょう。」
「ゲートオープン!!解放!!」
 
 二人はずっとバトスピをしていた。
勝敗は二人ともきっと覚えていないだろう。
勝敗なんかよりバトスピをするこの瞬間を楽しんでいたようだ。
普通の生活、普通の遊び、普通のバトスピを・・・

「そろそろ帰るか。」
「そうね、きっと両親も心配してるわよ。」
「そうだな。じゃあ俺帰るわ。」
「うん。車使う?」
「どうせ親がもう車を出してるさ。」
「そう、次いつ会える?」
「いつだろうな。なんなら新弾発売日に遊ぶか?」
「そうなると明後日ね。ルナがいいなら。」
「俺はもちろんいいさ。一緒にデッキ作ってバトルしようぜ。」
「うん///」
「じゃあまたな。」
「うん。また。」
そういうとルナは藍の家から出て、案の定親が出していた車で自宅に帰った。