創作の何もかもを一度捨ててしまった。

捨てざるを得なかった。


何も生産出来ない自分を自分で罰する日々が続いた。


今になって思い出してしまう。


ただ作品を作るのが好きで、

無邪気に絵を描き

詩を書き

歌詞を書き

拙い曲を書いた

あの頃の自分を。


それは紛れもなく自分であるはずなのに、

自分自身に嫉妬してしまうのだ。


「お前は無邪気で良いよな」

呪いのような言葉を吐き出す。

あの頃の自分に向かって。


そんな自分が嫌いだ。

何かを生み出した気になって、

過去の自分すら呪ってしまう

今の自分が本当に嫌いだ。


だからいつまでも前が見えないように

想像の世界で、空想の世界で、知らないはずの景色で

自分の視界を覆い隠してしまう。


夏。

廃駅。

「生まれ変わったら」

向日葵畑。

「紛れもないあなたの」



そうすれば誰も傷付けなくて済むのだから。





こうしてまた何かを失う。