制限速度の引き上げだなんてナンセンス。 | いちいち幸せ

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4月から高速道路でのトラックの制限速度が80㎞/hから90㎞/hに引き上げるだなんて、またまた呆れてしまうニュースが。

現状が理解できていないお偉いさん連中の机上論なのでしょうねぇ。いや、おバカさん連中か。

 

運送業界では2024年問題で色々と不都合な面もあったりするみたいで…。

でも、丸15年ほど長距離ドライバーだった経験者から言うと、そもそもの輸送時間の設定がずっと異常なままだったわけで、やっとそういう点からもちょっと考えてくれるようになっただけかと。

 

今は「430」と言って4時間の連続運転で30分以上の休憩が義務付けられているけど、以前はそんな規則はなかったので走れるだけ走っていたという感じ。そうしなきゃ間に合わなかったし。

例えば、岡山を18時出発で関東近辺に朝着の場合、その距離は約800㎞として、単純計算でも80㎞/hで10時間なのだけど、当然そんなわけにはいかない。

高速道路ばかり走ったとしても、当然トイレ休憩も必要だし、できればちょっと仮眠もしたいし、今だと30分以上の休憩が2回は必要ということだし。

朝の渋滞を考えると遅くても6~7時頃には到着するくらいの計算なので、要するに所要時間は12時間ということに。

ね、普通に考えても無茶な話。

今から思えば、あの頃はよくそんな仕事していたよなぁと思ってしまう。

しかも、高速代が運賃に含まれていないことがほとんどだったから、なるべく一般道を走って節約していたほど。

 

そんな感じなので、スピード超過になること…なってしまうことは当然。

高速道路ではリミッターいっぱいの90㎞/hでクルーズコントロール(自動定速走行)で走っていたもんね。

要するに、制限速度の改定をするまでもなく、ほとんどのトラックは以前からずっと普通に90㎞/hで走っていますよと。

 

細かい点を言えばもっとたくさんあるけれど…。

とにかく、トラックだけでなく一般の普通車でも、普段からほとんどが制限速度無視の状態なのに、それを徹底的に規制する方向じゃないとダメなのに、まだ制限速度を引き上げるなんて。

ただでさえ事故が無くならないのに。

車の運転関連のことは言い出したらキリが無いのでここで書くのも控え目でいるのですが、今回はちょっとね。

世の中のおバカな流れ、無くなりませんよねぇ。