輸血 | 脳卒中(脳幹出血)医師 moonkikicocoのブログ

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約72歳。12年ほど前に脳幹出血で倒れました。合併症はたくさんありますが、何とか生きています。つまらないと思うかもしれませんが、愚痴っぽいブログですが、よろしく。

 医師になって輸血は数限りなくしました。当然のように思っていましたが、そんなに古くは無いのですね。世界で一番早くに動物から人へ行った記録は17世紀ですが、死亡でその後はしていません。

 保存した全血輸血は19世紀の終わりころで、大量の輸血が開始されたのはWWII直前です。

 日本ではあの「ライシャワー事件 輸血後肝炎」以後は献血になりました。それを売り買いしている日赤も悪徳企業といえば、そうですね。しかし今のところ施設や人材を考えると仕方ないですね。

 今は保存された献血 赤血球「寿命は120日」か血小板 「一週間」です。

 私は大学病院で研修を始めましたが、初日に教授から「輸血が凝固しない理由」を聞かれたのを覚えています。

 

 初めて担当した患者さんは「不明熱」でした。教科書どおりだと、感染か癌だろうと思いましたが、いろんな試料を取るも、原因がわからず、カンファレンスを何度もしてもわからず、時に挿管をしたりして、患者さんはどんどん悪くなっていき、遂には亡くなっていきました。

 病理解剖ではIBLでした。診断できずに対症療法でのみしか対応できませんでした。

 後日診断できるものばかりで、随分と楽でした。

 

 コロナ禍を過ぎて子供たちの体重が、神経性減少しているらしい。コロナ太りを解消するために、ダイエットが盛んにマスコミで騒がれた影響もあるらしい。健康などに実害がなければ良いのだが。